Steam奇天烈ミニゲーム集『SUPER 56』デモ版公開、2月21日早期アクセス配信へ。テンポよく、頭からっぽ意味不明オムニバス

Onion Soup Interactiveは1月25日、『SUPER 56』のデモ版を配信開始した。本作はワンボタン操作の奇天烈なミニゲームを集めた作品だ。2月20日に早期アクセス配信開始予定。

Onion Soup Interactiveは1月25日、『SUPER 56』のデモ版を配信開始した。本作は2月20日に早期アクセス配信開始予定。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページ表記によると、日本時間では2月21日配信予定となっている。

『SUPER 56』は、ワンボタン操作のミニゲームを集めた作品だ。舞台となるのは地獄。主人公は文化交流プログラムで地獄におもむき、怪物KronosとBronesのもとにホームステイすることになった。彼らはなけなしの給料を貯めて激レアなレトロゲーム『SUPER 56』を購入したものの、なんとゲームが下手なので遊べないという。かくしてプレイヤーは彼らの代わりに『SUPER 56』を遊ばされる羽目になる。

『SUPER 56』の操作に必要なのは、ゲームパッドのAボタンまたはキーボードのAキーのみ。連打や長押しなどの多彩なAボタン操作が必要なミニゲームが、製品版では56種類収録されるという。このたび配信されたデモ版では、56種類中10種類のミニゲームを体験可能だ。ミニゲームの内容は多岐にわたり、ビジュアル面でもピクセルアートから3Dグラフィックまでさまざま用意。前に進み続けるハリネズミを操作してアイテムを拾っていくゲームや、壁の穴にあわせてポーズをとるゲームなどが収録されている。どこかで見たことのある要素も多く、パロディ満載の内容となっている。

なお各ステージには制限時間が設定されており、ステージクリアごとにゲームスピードが上昇するという。時間内にクリアできないとハートが減少して次のゲームに移行。ハートが0になるとゲームオーバーになり、連続チャレンジはやり直しだ。製品版ではデイリー/ウィークリーチャレンジが用意される予定。また公式説明いわく、定期的な無料アップデートが実施されるとの“噂”だ。



本作を手がけるOnion Soup Interactiveは、開発者のAndy Madin氏とコミュニティマネージャー/デザイナーのAmy Madin氏からなるスタジオだ。同スタジオは過去作として、『Nippon Marathon』シリーズを手がけている。同作は、「外国人から見た勘違い満載の日本」をテーマにしたマラソンゲーム。意図的におかしな日本語を使ったり、二足歩行犬やセーラー服おじさんといった奇抜なキャラクターがいたりと、シュールな世界観でユーザーにインパクトをもたらした。

『SUPER 56』においてもヘンテコ日本語の遺伝子は一部に受けつがれている様子。トレイラーではなぜか「脇の下の匂い」といったテロップが出たニュース画面や、当時の菅官房長官が「令和」を発表した場面のパロディも確認できる。ちなみに本作はもともと『Press A For Achievements』というタイトルで発表されていたが、昨年10月に改題。実績が容易に解除できるのが売りのゲーム、といったイメージをもたれかねないため、より作品内容に近いタイトルに改めたとのことだ。

本作は早期アクセス配信期間として、3か月間を予定している。上述のデイリー/ウィークリーチャレンジなどのオンライン機能には、Playfabのバックエンドサービスが用いられており、主にその機能テストを目的としているそうだ。また早期アクセス配信では、40種類のミニゲームが収録予定。残りのミニゲームについてはユーザーの意見を取り入れての導入が検討されており、ゲーム内投票システム実装が予定されているそうだ。将来的には日本語を含む複数言語へのローカライズもおこなわれる見込みだという。

『SUPER 56』はPC(Steam)向けに2月21日に早期アクセス配信予定。現在デモ版が配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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