有限会社レジスタおよび国内のゲーム開発者ただすめん氏は1月26日、『推色-オシイロ-』Nintendo Switch版を2月2日に配信すると発表した。通常価格は税込1490円。現在ニンテンドーeショップではセールが実施されており、2月21日23時59分までの期間33%オフの税込990円で予約購入/購入できる。なおNintendo Switch版では、マッチョや寿司などをテーマとしたミニゲームも収録されるとのこと。
『推色-オシイロ-』は、ペンライトを振って地縛霊を除霊する、新感覚ホラーゲームだ。本作の舞台は、千葉レジェンドアリーナという架空の多目的ホールである。同ホールはアイドルライブなどのイベント会場として、20年以上に渡って利用されてきた。一方建設当時には、身元不明の人骨が大量に発掘される事件もあったそうだ。当時祈祷師が調べたところ、複数の地縛霊が見つかったものの、同時に彼らは無害だと判明。人に害を及ぼす類のモノではなかったため、千葉レジェンドアリーナは20年以上に渡りそのままの状態で運営が続けられてきた。
しかし、最近になって事態が急変する。千葉レジェンドアリーナで開催されたバーチャルアイドルグループ「リジェネビーツ」のライブイベントを機に、無害だった地縛霊たちが、受肉を求めて人を食らう“厄塊”へと変貌。千葉レジェンドアリーナは、悪霊の巣窟となってしまったのだ。本作の主人公は、表向き改装工事中になっているアリーナへ侵入。ペンライトを片手に地縛霊たちを撃退しながら、異常事態の原因を究明することとなる。奇怪な怪異との対決が描かれていく。
千葉レジェンドアリーナの内部には、頭にペンライトを装着した悪霊たちが巣食っている。人を食らう彼らは、当然プレイヤーも襲ってくるので、彼らと戦いながら先へ進んでいくわけだ。本作では、なぜか悪霊たちのペンライトの色と同じ色のペンライト振ると、悪霊を撃退できる。たとえば、赤いペンライトの悪霊に対しては、ペンライトの色を赤に変えて振ると、ダメージを与えられる。ペンライトの色をあわせて振ることで、悪霊と戦っていくわけだ。
また本作はステージ制となっており、ステージ内にはバーチャルアイドルグループ「リジェネビーツ」のステッカーが存在。一定枚数のステッカーを祓うことが、各ステージでの目的となっている。そのほかのゲーム内要素としては、オレンジ色の無敵の悪霊や、ペンライトの色を頻繁に変える箱推しの悪霊、3段階の難易度設定などが存在。バーチャルアイドルグループ「リジェネビーツ」の声を現実のVTuberが担当していることも特徴だろう。ホラーにアイドルライブの要素を組み合わせた、奇怪な世界が展開されている。
本作は、2022年9月にPC向けのフリーゲームとして公開された作品である。Nintendo Switch版では追加要素として、ミニゲームが多数収録されているという。ミニゲームの詳細については不明ながら、「流しマッチョメンRGB」「PIEN-ぴえん- RGB」「PEC-MEN RGB」「そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!-寿司を推す者-」「???の天井に??った????を助?????RGB(SECRET)」の5作品以上が存在。マッチョや寿司を題材とした、開発者ただすめん氏の作品にまつわるミニゲームが用意されているようだ。
本作を手がけているのは、国内の個人ゲーム開発者ただすめん氏だ。同氏の過去作としては、『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』『PIEN-ぴえん-』『体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム』などが配信中。奇抜なアイデアをしっかりカタチにしたゲームを制作してきた。なお2022年12月にリリースされた『PIEN-ぴえん- & PAON-ぱおん- plus』では、Steamのユーザーレビュー23件中100%の好評を獲得している。そんな同氏は、これまで主にPC向けに作品を展開しており、『推色-オシイロ-』は同氏にとって初のNintendo Switch向け作品となる。
『推色-オシイロ-』Nintendo Switch版は、通常価格税込1490円で2月2日配信予定。現在セールが実施されており、2月21日23時59分までの期間は33%オフの税込990円で予約購入/購入できる。また『推色-オシイロ-』PC版は、ただすめん氏の個人サイト「くそいサイト」にてフリーゲームとして公開中だ。