『オーバーウォッチ2』最新パッチでロードホッグ、キリコなどが弱体化。ワンショットキルが難しく
Blizzard Entertainmentは1月25日、『Overwatch 2(オーバーウォッチ2)』に向けて最新パッチを配信した。ロードホッグのワンショットキル能力や、キリコの快気の御札の性能などが調整されている。
今回のアップデートにおいて、一部のヒーローが弱体化・調整されている。詳細は以下のとおりだ:
■タンク
オリーサ
・アビリティ1:フォーティファイ
体力ボーナスが125から75に低下
ロードホッグ
・アビリティ1:チェイン・フック
ヒットした相手へのダメージが30から5に低下
敵ヒーローを引き寄せた後のロードホッグからの距離を3メートルから4メートルに拡大
・メイン攻撃:スクラップ・ガン
ダメージを弾1つにつき6.6から6に減少リカバリー時間を0.85秒から0.8秒に短縮リロード時間が2秒から1.75秒に短縮
装弾数が5発から6発に上昇
開発者のコメントによると、本変更はロードホッグが相手を一撃で倒すことができてしまう“ワンショットキル”を緩和するための措置とのこと。チェイン・フックは依然として強制的に相手を移動させる強力なアビリティだ。一方で調整後の本アビリティの有効性は、相手ヒーローとの相性や、フックを受けた相手が対応できるかどうかにより依存することになるそうだ。
■ダメージ
ソジョーン
・メイン&サブ攻撃:レールガン
エネルギーはメイン攻撃のダメージ量によってではなく、敵プレイヤーに命中した弾数に応じて上昇。メイン攻撃が1発着弾するごとに、チャージが5ずつ蓄積
メイン攻撃の1発ごとのダメージが10から9に減少
ソジョーンに関する変更点に開発者はレールガンがダメージ・ブーストなどの恩恵を受けづらくすることを目的としている旨をコメントしている。レールガンのチャージ速度がダメージ量ではなく、着弾数によって固定化されたため、クリティカル・ヒットやダメージ・ブーストの恩恵を受けづらくなっているわけだ。一方でこの変更により、被弾ダメージを低下するアーマーをもつ相手から得られるチャージ量が上昇したという側面もある。
■サポート
キリコ
・メイン攻撃:快気の御札
リカバリー時間を0.85秒から1秒に延長
開発者はメイン攻撃である快気の御札がもたらす回復量についてコメントを残している。それによると、御札の弾速が遅く効果の対象もひとりとなるものの、平均的な回復量が高すぎると判断したそうだ。多くのプレイヤーは味方の回復に専念するあまり、御札だけを使用する時間が長くなっていたとのこと。一方で純粋な回復量を下げてしまうと回復により固執しすぎてしまう可能性があるため、連射速度を遅延させる変更を実施。本変更により次の御札を投げるまでのリカバリー時間が長くなり、サブ攻撃であるクナイを使用する機会が増える見込みだそうだ。
そのほか、複数の不具合修正も実施。敵の足音を聞き取りやすくするための足音の音量調整などがほどこされているとのことだ。詳細はこちらのパッチノートを確認されたい。
ロードホッグやキリコなどが調整となった今回のパッチ。本パッチによって環境がどのように変化していくのか注目したい。『オーバーウォッチ2』では現在シーズン2を開催中で、シーズン3は近日開幕予定。なお、開幕にあわせて、ヒーロー変更時のアルティメットゲージの最大30%引継ぎやライバルプレイの仕様変更が実施されることが開発者により示唆されている。