デベロッパーのBig Rook Gamesは1月24日、『Hostile Mars』に向けてアルファデモ版を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Hostile Mars』は建築要素のあるTPSアクションゲームだ。舞台はオープンワールドとして構築された火星。プレイヤーは襲い来る敵のウェーブを乗り切るべく、防衛設備を建設することになる。建設においては、ドローンによって敵の残骸や鉱石の収集・運搬を自動化することが可能だという。ドローンで上手く供給ラインを構築し、設備の増強を敵の襲来に間に合わせるのだ。
拠点にはエネルギーコアが存在し、プレイヤーはこれを守り抜く必要がある。壁のほか、タレットや罠を設置し、鉄壁の防衛設備を築こう。キャラや拠点のアップグレードも可能で、アビリティや武器をアンロックできるそうだ。また防衛設備のアップグレードには複数の段階が用意。たとえば強化の末に“バカでかい”レーザータレットを設置することもできるという。そのほか火星の探索要素も存在。隠された建物や資源が発見できるそうで、これも敵への対抗手段を用意する際に役立つのだろう。
また、本作の特長のひとつとされているのが、大量に出現する敵の群れだ。機械生物のごとき敵たちは、数千体という単位で拠点に襲いかかってくる。自動化を進め、拠点を強化。“バカでかい”防衛タレットやアップグレードしたアビリティ・武器で敵をなぎ倒す、豪快なゲームプレイが持ち味となりそうだ。
本作を手がけるのは米国アトランタに拠点を置くBig Rook Games。2018年より『Hero Syndrome』を開発してきたスタジオだ。同作は『フォートナイト』に影響を受けての建築要素のある戦闘主体のゲームとして開発が始まったものの、フィードバックを受けて路線変更。『Portal』シリーズのような物語性を重視したパズル主導のゲームになったという。『Hero Syndrome』から建築や戦闘要素を新たなタイトルとして切り分ける形で、本作『Hostile Mars』が生まれたそうだ。
そんな本作のアルファデモ版が、このたび配信開始となった。日本時間1月31日午前3時まで開催される「Steam基地建設フェス」に際しての配信とのこと。開発元による配信告知ツイートでは、本作の敵キャラの残骸が異常増殖を見せる、バグ発生の様子と思しきゲームプレイ映像が添えられている。豪快なゲームプレイに触れられる一方で、アルファデモ版として同じくらい豪快な不具合も予期しておいた方がよいかもしれない。なお先述の『Hero Syndrome』は、本作『Hostile Mars』の後にリリースされるとのこと。そちらも続報や新たなデモ版の配信を楽しみにしておこう。
『Hostile Mars』はPC(Steam)向けに発売予定。現在アルファデモ版が配信中だ。