Paradox Interactiveは1月20日、『Age of Wonders 4』を発表し、5月2日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/Xbox Series X|S。ストアページによると、日本語表示にも対応する。
『Age of Wonders 4』は、ターン制ストラテジーゲーム『Age of Wonders』シリーズの最新作。ファンタジーな世界観のもと、帝国同士の争いが展開する。本シリーズはいわゆる4Xストラテジーゲームとされている。探索(explore)をしながら拠点を拡張(expand)、拠点や技術の開発(exploit)をおこない、敵のせん滅(exterminate)あるいは外交や研究などで勝利を目指すジャンルだ。
本シリーズでは戦闘時にはユニット同士のバトルが展開。ユニットごとの移動先や行動を選択する、戦術的なバトルとなっている。野生のモンスターとの小競り合いから始まり、数十ユニットが争う大規模戦まで、ゲームの展開次第でさまざまな規模での戦闘が繰り広げられることだろう。今作『Age of Wonders 4』では士気システムなど、戦闘においても複数の新機能が追加されているとのことだ。
そして今作の目玉となる要素は、指導者となるキャラをプレイヤーがカスタマイズ可能な点だ。指導者の見た目を細かく設定できるほか、帝国の社会形態なども選択できるという。人食いハーフリングや神秘的なムーンエルフなど、カスタマイズ次第でさまざまな帝国が生み出せるそうだ。お気に入りのファンタジー作品の種族を再現することもできるかもしれない。そうして作成した指導者を、次回以降のゲームに参戦させることも可能。以前自分が使ったキャラとの戦争、あるいは同盟関係を築く遊び方もできるだろう。
本作を手がけるのはオランダに拠点を置くTriumph Studios。『Age of Wonders』シリーズのほか、『Overlord』シリーズを手がけているスタジオだ。直近で発売された『Age of Wonders: Planetfall』を含め、これまで同スタジオが手がけた作品のほとんどがSteamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを獲得している。
4Xストラテジーゲームは『シヴィライゼーション』をはじめ、さまざまな人気作品がリリースされている。『Age of Wonders』は同ジャンルの持ち味を備えつつ、ユニット同士の戦闘に特に焦点が置かれているシリーズだ。バトルの戦術次第で、国家間の戦況が覆ることもあるシステムが特徴といえるだろう。興味のある人は新作が発売されるこの機会に手に取ってみてはいかがだろうか。
『Age of Wonders 4』はPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/Xbox Series X|S向けに、5月2日発売予定だ。