Electronic Artsの日本営業部長を務める野口ショーン氏は1月19日、SFサバイバルホラーゲーム『Dead Space 2』のPC(Steam)版を、日本でも購入可能にしたと報告した。本作はこれまでリージョンロック、いわゆる“おま国”状態とされ日本からは購入できなかったが、制限が解除された格好だ。
『Dead Space 2』は、EA傘下のVisceral Gamesが手がけ2011年に発売されたSFサバイバルホラーゲーム。前作『Dead Space』の3年後の世界を舞台とし、主人公のアイザック・クラークはスプロールと呼ばれる土星軌道上に存在する巨大宇宙ステーションにて、人間が変異したネクロモーフという敵とふたたび戦う。
本作では無重力空間でのバトルやパズル要素が導入され、アイザックが装備するスーツブースターを使い360度全方向に移動可能だ。また、兵器化された新たなエンジニアリングツールや、さらに脅威を増したネクロモーフの亜種も登場。リリース当時には、発売初週だけで200万本近くを売り上げるヒットとなった。一方、強い残虐表現が問題となったためか、日本ではこれまで発売されることがなかった。
今回『Dead Space 2』のSteam版が、なぜ日本でも購入できるように変更されたのかというと、1月28日に発売予定のリメイク版『Dead Space』の存在が理由として挙げられる。このリメイク版をSteamにて予約すると、特典として『Dead Space 2』がプレゼントされるキャンペーンが実施されているのだ。これまでは、リージョンロックにより日本では特典を受け取れない状態にあったが、前出の野口ショーン氏が調整中であると昨年12月に報告。そして今回、リージョンロックが解除された。同氏はリメイク版『Dead Space』の国内リリースについても調整が大変であったと以前報告しており、同氏含めEAの日本チームの頑張りがあったのだろう。
『Dead Space 2』のPC(Steam)版は、1900円にて販売中。そしてリメイク版『Dead Space』のPC(Steam)版を予約購入すると、同作の発売日に無料で入手できる。すでに予約済みの場合も対象だ。なお、『Dead Space 2』のストアページでは日本語表示に対応しているとの表記がみられるが、野口氏によると「日本語ローカライズは残念ながら追加されていない」とのことである。
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