ホラーADV『アパシー学校であった怖い話 極』Steamで2月リリースへ。2019年の同人作に新展開
国内の創作同人サークル七転び八転がりは1月18日、『アパシー学校であった怖い話 極』のSteamストアページを公開した。Steamのストアページによると、同作は2023年2月配信予定。2019年よりPC向けに展開されてきた同作が、Steamでも購入可能となるようだ。
※ 2019年公開のPV
『アパシー学校であった怖い話 極』は、国内のゲームクリエイター飯島多紀哉氏による同人サークル「七転び八転がり」が制作した、ホラーアドベンチャーゲームである。本作の主人公(デフォルトネームは坂上修一)は、鳴神学園の新聞部に所属する高校1年生だ。夏のある日、主人公は新聞部の先輩・日野に提案されて、全国の高校から怖い話を集め、壁新聞を作ることになる。
それから1か月後、無事に壁新聞を作り終えた主人公の前に、なぜか怖い話の語り手たち6名が集っていた。彼らは、主人公から招待されて鳴神学園へ集まったというが、主人公自身にそんなメールを出した記憶はない。困惑する主人公をよそに、彼らはせっかく集まったのだからと怖い話を始める。高校生たちの語る怪談と謎により、恐怖の世界が展開されていく。
巻き込まれた主人公は、語り手を選んで彼らの怖い話を聞くことになる。基本的にはノベルゲーム形式となっており、テキストによってストーリーが進行していく。怖い話の最中には、多数の選択肢が搭載。主人公の相槌や返答によって物語が分岐し、147種類ものエンディングが用意されているという。また本作は『学校であった怖い話』シリーズの流れを汲む作品である。新堂誠や荒井昭二、岩下明美など、シリーズの過去作にも登場していた馴染み深い語り手たちが登場。そこに新シナリオ13本が加わり、テキスト・ホラーの新しいカタチが描かれているそうだ。シナリオの中には、RPG要素のある旧校舎の探索シナリオや、ゲーム実況を題材としたものも含まれている。
本作を手がけているのは、飯島多紀哉氏による創作同人サークル七転び八転がりだ。飯島多紀哉氏は、『学校であった怖い話』シリーズや『四八(仮)』などに携わってきた、国内のゲームクリエイターである。同サークルでは、『アパシー 学校であった怖い話 新生』『アパシー学校であった怖い話 秘密』など、『学校であった怖い話』シリーズの作品が多数リリースされてきた。そうした中の1本として、2019年4月に本作『アパシー学校であった怖い話 極』がPC向けにリリース。今回は、新たにSteamからも本作が遊べるようになるわけだ。
『アパシー学校であった怖い話 極』Steam版は、2023年2月配信予定。本作はBOOTHおよびサークル公式ショップにて、税込4800円でダウンロードが配信中となっている。また『学校であった怖い話』シリーズとしては、2022年8月より『アパシー 鳴神学園七不思議』がNintendo Switch向けに発売中だ。