北欧神話サバイバル『Valheim』新バイオームは「Ashlands」に。活火山な死の大地の情報などがお披露目

Iron Gate Studioは1月16日、『Valheim』の今後の展開を発表した。次なるバイオーム「Ashlands」や、今後のアップデート方針が明かされている。

Iron Gate Studioは1月16日、『Valheim』の今後の展開を発表した。次なるバイオーム「Ashlands」や、今後のアップデート方針が明かされている。

『Valheim』はPC向けに早期アクセス配信中の、北欧神話やバイキングをテーマにしたサバイバルゲームだ。主神オーディンのため宿敵を倒しつつ、混沌とした世界に秩序をもたらすことが目的である。自動生成される広大な世界で、狩りによる食料の確保や建築を通じて生活基盤を確立。伝説の生き物と戦ったりしつつ、世界の探索を進めていく。

本作は2021年2月の早期アクセス配信開始から口コミを中心に話題を呼び、ピーク時には50万人以上の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。2022年4月には売上1000万本を突破したことが報告されておりセールス面も好調だ。昨年12月には新バイオーム「Mistlands」を実装する大型アップデートが実施。配信後のSteamでの同時接続プレイヤー数はピーク時約12万人を記録し、ふたたび大きな盛り上がりを見せている。

このたび本作公式サイトにて、開発者ブログが公開。本作の今後の展開について明かされた。まず本作に実装される次なるバイオームとして予定されているのは、「Ashlands」だという。火山活動が活発な死の大地として構想されており、マップのはるか南に位置する広大な土地となるそうだ。現時点ではコンセプトアートの制作やバイオームの特色を検討している段階にあるという。なお本作では最終的に、合計9つのバイオームが登場する見込み。Ashlandsは8つ目のバイオームとして開発されている。

先述のMistlandsの開発では、実装内容をプレイヤー自身に発見してほしいとの想いがあったそうで、情報公開を最小限にとどめていたとのこと。一方今回のAshlandsでは、できるだけ開発過程を公開していく方針だという。開発初期段階のコンテンツも公開予定とのこと。最終的にはゲームに実装されない要素が含まれる可能性はあるものの、ユーザーたちに進行状況が分かりやすいかたちで開発が進められていくそうだ。開発者ブログではさっそく2種類の敵のコンセプトアートが公開。剣や杖を携えた骸骨「The Charred」と、骸骨を組み合わせた異形「Morgen」がお披露目されている。



さらにAshlands実装までの期間にもさまざまなアップデートが計画されているとのこと。まず今年の初頭には本作がXboxコンソール向けにも配信予定となっており、クロスプラットフォームプレイが可能になるという。また新たな難易度設定の追加が検討中なほか、「Hildir’s Quest」と呼ばれるコンテンツも開発中とのこと。

「Hildir’s Quest」ではHildirというNPCが追加されるほか、既存キャラの髪型の変更といった要素も登場するアップデートになるそうだ。なお本アップデートは、Mistlands開発が最終段階となった時期に、そのかたわらで開発が始まっていたという。プログラマーやQA(品質保証)チームがMistlandsのバグ修正に取り組んでいた際に、別働隊としてアーティストたちが「Hildir’s Quest」のキャラの衣装をデザインしていたそうだ。大型アップデートへの取り組みを終えたスタッフたちが通常アップデートの内容を制作することで、できるかぎり効率的にコンテンツの開発を進めているとのこと。「Hildir’s Quest」の開発によって、Ashlandsのリリース時期が遅れる心配もないそうだ。


Mistlands実装に続いて、新たなバイオームAshlandsの情報が明かされた『Valheim』。Ashlandsの開発過程は随時公開されていくとのことなので、続報を楽しみにしておこう。

『Valheim』はPC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中。PC Games Passにも対応している。また2023年初頭にはXbox向けにも配信予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

Articles: 2554