デベロッパーのThe Wild Gentlemenは1月7日、ホラーFPS『RetroSpace』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）で、配信日は未定。
『RetroSpace』は、とある宇宙船を舞台にする探索型のホラーFPSだ。ゲームの詳細はまだ明かされていないが、宇宙船内にはミュータントの敵が多数徘徊しており、プレイヤーはここで何らかの任務をこなすことになる模様。公開されたトレイラーでは、レトロなビジュアルスタイルが採用され、宇宙服を着た奇妙な姿の敵に、銃で立ち向かう様子が確認できる。
本作は、自由度の高い探索要素が特徴のひとつとのこと。宇宙船内はかなり広大なようで、さまざまな環境の区画が存在。薄暗い部屋もあれば、炎上している部屋もあり、宇宙船は何らかのトラブルに巻き込まれているようだ。探索においては、閉ざされた扉のキーカードを持っていない場合に、ミニゲームをこなし端末をハッキングして解錠する要素も用意される模様である。
プレイヤーは銃をメイン武器とするものの、銃弾は非常に乏しいという。そのため、ステルスプレイによって敵をやり過ごすことも重要になるようだ。トレイラーでは、天井裏の通気口から室内の様子をうかがったり、照明を撃って室内を暗くしたりといった場面がみられる。照明は、アイテムを投げつけて破壊することも可能だそうだ。
トレイラーではこのほか、壁の向こうの敵の位置を探知するスキルを使用する場面や、ハエ人間とでもいえそうな敵にスプレーをシュッシュするシーンも。このスプレーはUniverse Cleanerと呼ばれており、吹きかけられた敵はむせ込んでしまう。致命的なダメージを与えられる武器ではないようだ。ただ開発者のBánk B. Varga氏によると、本作はこのUniverse Cleanerだけでもクリア可能とのこと。
本作の開発元The Wild Gentlemenは、ハードボイルドアドベンチャーゲーム『Chicken Police – Paint it RED!』を手がけたスタジオ。同作は獣人たちが暮らす街を舞台にし、ニワトリの頭をもつ刑事などが登場するユーモア溢れる高評価作品だ。『RetroSpace』においても、ホラーゲームとはされているものの、ノリの良いディスコ・パンクのBGMと共に、どこかユーモアを感じられる作品となる模様である。
『RetroSpace』は、PC（Steam）向けに開発中だ。配信日は未定。近日中にSteamのストアページが公開予定とのことで、そこでさらなる情報が明らかになるだろう。
