『ファイアーエムブレム エンゲージ』では武器の耐久値が廃止へ。ほかにも懐かしさと遊びやすさ要素を盛り込み

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発売が今月20日に迫る『ファイアーエムブレム エンゲージ』。GameSpotは1月6日、本作の海外メディア向けの先行プレイ内容を紹介する動画を投稿した。動画の中では、武器耐久値の廃止や3すくみの復活といったゲームプレイの内容が伝えられている。

『ファイアーエムブレム エンゲージ』(以下、エンゲージ)では、4つの王国と1つの聖地からなるエレオス大陸を舞台に、新たな主人公の戦いが描かれる。本作の主人公は「リュール」という名の神竜だ。邪竜との戦いののち千年の眠りについていたというリュールは、邪竜復活阻止のため仲間たちと協力。過去シリーズキャラクターなどを呼び覚ます能力などをもって、戦いに赴くのだ。

GameSpotによると、本作はリニア式の進行となるそうだ。『ファイアーエムブレム 風花雪月』(以下、風花雪月)のようにプレイヤーの選択で展開が変化する要素は見られなかったという。また本作には、ワールドマップから戦闘を選択して進めるシステムが採用されているとのこと。ゲーム進行には、『風花雪月』以前のシリーズ作品のシステムが踏襲されているようだ。

さらに本作では『風花雪月』では撤廃されていた、武器の3すくみも復活する。剣は斧に、斧は槍に、槍は剣にそれぞれ有利という、従来のシステムが採用。GameSpotによると3すくみだけでなく、剣・斧・槍は弓や魔法、短剣に対して有利だという。さらに本作公式動画では、弓は飛行系ユニットに強く、重装歩兵は武器攻撃には強いが魔法に弱いことも紹介されている。有利な武器で攻撃して命中すると相手はブレイク状態となり、次の戦闘行動が終わるまで反撃できなくなる。常に相手のブレイク状態を狙えるような、幅広い戦況に対応できるユニット編成が肝要となりそうだ。

そして大きな変更点として、本作では武器の耐久値が撤廃されているという。武器の耐久値は『風花雪月』を含め多くのシリーズ作品で採用されてきた要素。武器を一定回数使用すると壊れてしまうシステムであった。『ファイアーエムブレムif』など近年の一部シリーズ作品では撤廃されたこともあり、そうしたシステムが本作『エンゲージ』にも採用される格好だ。なおGameSpotがプレイした範囲内では、杖は本作においても使用回数に限りがあることを確認したそうだ。


くわえて本作では、移動システムにも新要素が確認されている。従来のルート指定ではなく、ユニットを直接操作しながら移動範囲内で自由に移動させるシステムが追加されているとのこと。移動先をミスして指定し直す手間がなくなり、よりスムーズに戦闘を進行できる要素となりそうだ。なお公式動画ではルート指定での移動シーンも見られ、クラシックな操作設定も可能なのだろう。

ほか、本作では毒状態の効果が変化しているという。毒状態のキャラはターン開始時または終了時のスリップダメージがなくなった代わりに、攻撃を受けた際のダメージが増加してしまうとのこと。さらに毒の効果は重複させることも可能で、毒武器で相手を複数回攻撃することでダメージをより増加させることもできるそうだ。

そのほか動画では拠点で飼うことができるペット要素なども紹介。また本作の目玉要素である、過去作のキャラが指輪に宿って登場する「紋章士」要素をあらためて解説する内容となっていた。

『エンゲージ』では『風花雪月』以前のシリーズから復活する要素も多く見られるようだ。「紋章士」として登場する過去シリーズのキャラも相まって、前作以前のシリーズファンは懐かしさを味わえるタイトルになっているのだろう。一方で武器の耐久値廃止やスムーズな新移動システムなど、初心者でも遊びやすい施策も採用。シリーズ入門にも適した作品となりそうだ。なお任天堂公式YouTubeチャンネルでは、新規プレイヤー向け動画も公開中。本作から参戦予定のプレイヤーは、戦闘のノウハウを予習しておくといいかもしれない。

『ファイアーエムブレム エンゲージ』はNintendo Switch向けに、1月20日に発売予定。

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