Steam楽器メーカー経営シム『Music Store Simulator』正式発表。組み立て塗装から始める楽器づくり、世界に音を響かせる

パブリッシャーのCreativeForge Gamesは12月27日、『Music Store Simulator』を正式発表した。楽器メーカーを経営するシミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのCreativeForge Gamesは12月27日、『Music Store Simulator』を正式発表した。PC(Steam)向けに、2023年第1四半期に早期アクセス配信開始予定。

『Music Store Simulator』は楽器メーカーを経営するシミュレーションゲームだ。プレイヤーは小規模な楽器店から創業し、楽器を組み立てて世界中の顧客に販売。ブランドを拡大させ、世界規模に展開する楽器メーカーとして成長させていくことも可能だという。

製造・販売できる楽器は40種類以上。アコースティックあるいはエレクトリックのギターやベース、そのほかの弦楽器やアンプなどが登場するという。たとえばギターであれば、ボディやネックなどパーツごとに分かれており、それらを組みあわせて塗装し、オリジナル楽器を製作することができるようだ。出来上がった楽器はチューニングして、実際に演奏することも可能とのこと。なお経営にあたっては、パーツのほかに塗料や接着剤などの在庫管理も必要になるという。

また本作には、店舗やスキルのアップグレード要素も用意。より良い作業台を購入して製作時間を短縮したり、スキルを向上して楽器の品質を上げたり。店舗に倉庫や写真スタジオなどを追加することも可能だそうだ。広告を打ったり、ツアー中のアーティストの楽器を製作したりしてブランド力を高めることも可能。ゆくゆくは世界中に支店を開き、大規模な経営もできるという。ただしビジネスの拡大にはお金も不可欠。ローンを組むなど、財務管理も必要になるだろう。



本作を手がけるのはイタリアに拠点を置くCrystalia Games。ホラーADV『Try ‘n Cry』の製作を目的に、2018年に設立されたスタジオだ。過去には、同作の序章となる『Try ‘n Cry – Prologue』をリリース。シチリアの古城を舞台に、古代の怪物と対峙するゲームであった。

同作からジャンルが大きく変わる本作『Music Store Simulator』は、スタジオの新たな挑戦となるのだろう。本作はまずは早期アクセスとして配信予定。早期アクセス配信期間は6か月以内となる見込みだ。コミュニティからのフィードバックによっては、新たなアイデアを実現するために延長される可能性もあるという。プレイヤーの創造力を発揮し、野心を実現できそうな楽器メーカー経営シムの登場を楽しみにしておこう。


『Music Store Simulator』はPC(Steam)向けに、2023年第1四半期に早期アクセス配信開始予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

記事本文: 2612