SteamダンジョンPvPvE『Dark and Darker』第3回アルファテスト開始、国内外で大盛況。やるたび人がグングン増える
デベロッパーのIRONMACEは12月16日、Steamにて『Dark and Darker』のアルファプレイテストを開始した。第3回目となる本作のアルファプレイテストは、Steamや配信サイト上でかなりの賑わいを見せている。また本作には国内ユーザーからの注目も集まりつつあるようだ。
『Dark and Darker』は、一人称視点のPvPvEローグライクゲームだ。剣と魔法の世界でプレイヤーは探索者となり、薄暗いダンジョンの中でモンスターやほかの探検者を倒さなければならない。そして迫りくる“死の範囲”から逃げつつ宝を見つけ、隠された脱出ポータルを見つけ出すのだ。
プレイヤーは最大3人のパーティーを組んでダンジョンに挑むこととなる。ダンジョンには最大16人のプレイヤーが参戦し、宝を奪い合う。さらにはプレイヤーにダメージを与える「DeathSwarm」と呼ばれる円形の範囲がマップの外側より迫りくる。ゲーム後半になるにつれて、ほかプレイヤーと戦闘になる可能性も高まっていくわけだ。
脱出ポータルには、ダンジョンの下の階層へと進めるものも存在。より危険なモンスター、より強力なプレイヤーがいるマップへと踏み込むことができる。なお本作では、死んでしまうと持ち込んだアイテムを含むすべての持ち物を失うことになるため、覚悟を決めて踏み込んだ方がいいだろう。
なお死んでしまってもキャラクターのレベルは引き継がれるため、新たな能力を得てダンジョンに再挑戦することができる。無事にダンジョンから持ち帰った宝はNPCに販売できるほか、プレイヤー同士でのトレードも可能だ。
そして本作の第3回目となるアルファプレイテストがSteamにて、12月16日より開始された。期間は日本時間では12月23日18時00分まで。プレイテスト段階ながらかなりの盛況ぶりで、同時接続プレイヤー数は連日4万人を記録(SteamDB)。ピーク人数の更新を続け、直近では約4万5000人を記録している。また本作は配信サイトTwitchなどにおいても人気を博しており、本稿執筆時点では視聴者数が約9万4千人を記録。アルファプレイテストの段階で、錚々たる人気タイトルたちと肩を並べている。
なお本作は今年10月末よりSteamにて実施された第2回アルファプレイテストにおいても、かなりの人気を博していた。最大同時接続プレイヤー数は約2万5千人を記録。その際もTwitchではピーク時4万人の視聴者数を集めており、生配信でも盛況を博していた。今回の第3回アルファプレイテストでは、第2回から最大プレイヤー数・Twitch視聴者数のいずれも2倍近くの増加を見せており、プレイテスト段階で着実に評判や知名度を高めていることがうかがえる。
また今回のアルファプレイテストにおいては、国内ユーザーからの反響も目立つ。Twitchにおいては複数の人気国内配信者が本作をプレイ。またTwitter上でも話題を呼んでいる。国内外を問わず、ユーザーからの注目を集めているわけだ。
本作では、PvPvEのステージからアイテムを持ち帰るという、『Escape from Tarkov』などに似たゲームサイクルが採用されている。また、時間制でダメージの範囲が迫りくるバトルロイヤル的要素も備わっている。貴重なアイテムの持ち帰りを巡る高い緊張感に加えて、PvPの戦闘の起こりやすさ。そうしたゲームシステムは、プレイヤーだけでなく配信視聴者にも魅力的なのだろう。
また本作は一人称視点の対戦ゲームながら、世界観は剣と魔法のファンタジー。配信にて人気を博しているほかの対戦FPSゲームとは毛色が違うゲームプレイも、視聴者に新鮮味をもたらしているのかもしれない。そして配信での人気が、さらなるプレイヤーを呼び込んでいる可能性はありそうだ。
『Dark and Darker』はPC(Steam)にて、12月23日18時00分までアルファプレイテストが実施中。2023年第4四半期のリリースが予定されている。現時点ですでに高い評判を得ている本作の、リリースに向けての今後の動向も注目される。