『FF7R』向けに、重厚な“バスターソード型コントローラー”を自作したユーザー現る。プレイ途中から持ち上がらない

Image Credit: Super Louis 64 on Twitter

ファイナルファンタジーVII リメイク(FINAL FANTASY VII REMAKE)』(以下、FF7R)用の「バスターソード」型コントローラーを製作したユーザーが現れた。振り方や構え方で入力が変わり、“クラウド気分”でゲームを遊べるようだ。


『FF7R』は、初代PS向けに発売された『ファイナルファンタジーVII』をベースにしながら、ゲームそのものを再創造した作品。グラフィックは最新技術を用いたフル3Dになり、ターンベースだった戦闘はアクションベースになっている。クラウドたちのミッドガル脱出までの物語を描いた作品であるが、オリジナルを丁寧になぞりつつ、独自の要素も盛り込み高い評価を獲得した。

本作向けの特殊なコントローラーを製作したのは、クリエイターのSuperLouis64氏(以下、Louis氏)。同氏は今回、『FF7R』向けに“バスターソード型コントローラー”を製作。自身のTwitterアカウントにて、その製作過程を紹介してきた。そして12月16日、Louis氏のバスターソードはついに完成を見たようだ。


バスターソード型コントローラーでは、『FF7R』のゲームプレイが“完全に”可能になったとのこと。プロトタイプ時の「ガード」操作におけるバグが解決したという。投稿された動画を見ると、Louis氏がバスターソードを構えて自分の前面を守る動作をすると、あわせて画面の中のクラウドもガード体勢に移行。その後、のっそりとバスターソードを振る同氏の動きに呼応して、クラウドが目にも止まらぬ剣さばきを披露している。さらに同氏が剣を持ち上げて構え、ちょんと前に突き出すと、クラウドは鋭い突き技「バーストスラッシュ」を発動している。クラウドになりきりながらバスターソードを振って遊べる、ファン垂涎のコントローラーとなっている。

一方で、ゲーム内さながらにデカく重厚なバスターソード型コントローラーは、振ると疲れる様子。動画に収録されたシーン時点で、Louis氏はコントローラーのテストプレイに2時間以上を費やしていたという。さすがに疲労の色が見られ、素早いクラウドの動きとは対照的だ。同氏は最後の突き技の後、肩で息をしながら苦笑い。“クラウドなりきりプレイ”を続けるのは、かなり骨が折れそうだ。

なお、バスターソード型コントローラーは剣の柄の部分からコードが伸びていることが確認できる。ジャイロ機能を搭載した、自作の機構が内蔵されているのだろう。製作過程の動画によれば、モーションセンサーにより特定の動きを検知して、ショートカットコマンドを入力する仕組みが組まれているとのことだ。


Louis氏はさまざまなゲームに向け、一風変わった“コントローラーづくり”を続けてきた人物だ。2020年には、『DARK SOULS 3』を『リングフィット アドベンチャー』のコントローラーで遊ぶ試みを実現(関連記事)。その後もJoy-Conを利用して、つるはし型コントローラーを作ったり、『エルデンリング』向けにパンチ用コントローラーを作ったり。バスターソード型コントローラー以外にも、さまざまなコントローラーを編み出してきたわけだ。

なお現地時間12月19日には、Louis氏のYouTubeチャンネルにてバスターソード型コントローラーについての動画が公開されるとのこと。バスターソード型コントローラーのさらなる情報が明かされるのかもしれない。気になる人や自力でバスターソード型コントローラー製作を試みる人はチェックしておこう。

『ファイナルファンタジーVII リメイク』はPS4向けに発売中。本編および追加ミッションなどを収録した『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』は、PS5/PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売中だ。また『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-リユニオン』もPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに、12月13日より発売中。いずれもバスターソードが登場する。

さらに、現在『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』発売を記念して「等身大バスターソード抱き枕」のプレゼント企画が実施されている。期間は12月19日まで。こちらでは『FF7R』はプレイできないものの、柔らかいだろう。