国内のデベロッパーIndie-us Gamesは12月16日、『TrinityS』の大型アップデートを12月23日に配信すると発表した。同作はPC(Steam)にて早期アクセス配信中。大型アップデートではスキルやシステムなどの調整に加えて、ハードモードやキャラクターのカスタマイズ要素などが導入される。
『TrinityS』は、MMORPGのエンドコンテンツ要素を凝縮したという、3人協力プレイ対応のアクションゲームである。本作でプレイヤーは、3人の冒険者の中から1人を担当し、ボスたちと戦う。キャラクターは、盾となって攻撃を受ける、タンク役のグレイ。攻撃魔法で敵にダメージを与える、ダメージディラー役のエミール。癒やしの力で味方を回復する、ヒーラー役のベルの3人。プレイヤーらは3人パーティーの中からいずれかのキャラクターを操作し、クールタイムのあるスキルを使用。ボスの繰り出す技を対処しながら、パーティーメンバーの3人がそれぞれ役割を果たすことで、ボスの討伐を目指すことになる。MMORPGのエンドコンテンツのような、緊張感のあるボスとの戦いが繰り広げられていく。
ゲームプレイの特徴としては、位置取りが重要な点が挙げられるだろう。本作では、移動せずにその場へ留まり続けると、パッシブスキルのスタックが獲得できる。タンクのグレイなら被ダメージの減少、ダメージディーラーのエミールなら火力のアップ、ヒーラーのベルならリジェネの強化といった効果が発動。立ち止まっているとパッシブスキルが強くなり、ボスの撃破に繋がるのだ。ただし、スタックは移動すると失われてしまう。また本作では、ボスの予告付き攻撃や、対処が必要なギミックなど、移動が必要なシチュエーションが多数存在する。いかに立ち止まるかも含めて、ボスを攻略することになるわけだ。要素としては、本作では誰でも味方の蘇生が可能。オンラインでの3人協力プレイに対応しているほか、NPC2人と協力する1人プレイも可能となっている。
12月23日のアップデート内容としては、まず本作にハードモードが登場する。ハードモードとは、全ステージのボスに「凶悪な技」が追加された新モードだ。ハードモードへの挑戦には、従来のボスラッシュに相当するノーマルモードのクリアが必要。3人プレイ協力専用となり、1人でのプレイには対応していない。プレスリリースによれば、以前のボスとは比べ物にならない恐ろしい攻撃が待ち受けているそうだ。またアップデート後には、ミッション機能およびカスタマイズ機能が追加。ミッションをクリアすると報酬報酬として、キャラクターの見た目を変更できるスキンが手に入るという。カスタマイズではミッションで獲得したスキンを使ってキャラクターや武器、ピンの見た目が変更できるわけだ。
そのほか、今回のアップデートでは、従来のクイックマッチシステムが廃止され、新たにロビーシステムが導入。ロビーの作成や検索によって、一緒に遊ぶプレイヤーを探せるようになるという。ネットワークエラーなどでゲームが途中で終了してしまった場合、最後に遊んでいたステージから遊べるコンティニュー機能も追加されるそうだ。プレスリリースによれば、新しいスキルや既存スキルの調整、ハードモード用の新しい実績なども追加されているという。
本作を開発しているIndie-us Gamesは、新大阪に拠点のある、Unreal Engineを専門に扱うデベロッパーである。ゲームでは『スカーレットネクサス』『頭文字D THE ARCADE』、映像作品では「ガールズアンドパンツァー 最終章 第3話」など多数の作品の製作・開発に協力してきた。自社タイトルとなる『TrinityS』においては、2022年4月にSteamにて早期アクセス配信がスタート。ユーザーレビューでは、記事執筆時点で86件中81%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。
『TrinityS』は、12月23日に大型アップデート配信予定だ。また『TrinityS』は、PC(Steam)向けに通常価格税込1500円で配信中。アップデートとSteamウィンターセールを記念して、20%オフのセールも実施予定となっている。