Steamチキン&麻薬ビジネス運営シム『Definitely Not Fried Chicken』来年1月18日早期アクセス配信へ。ご一緒にクスリはいかがですか

パブリッシャーのMerge Gamesは12月15日、『Definitely Not Fried Chicken』を2023年1月18日に発売すると発表した。チキン屋などを隠れ蓑に麻薬ビジネスを取り仕切る経営シムだ。

パブリッシャーのMerge Gamesは12月15日、『Definitely Not Fried Chicken』を2023年1月18日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。


『Definitely Not Fried Chicken』は“明らかにフライドチキンではないモノ”を製造・流通させる経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーはフライドチキン会社などの合法ビジネスを隠れ蓑に、クスリのビジネスを取り仕切る。

本作ではプレイヤーがドラッグ工場を一から自由に建設。生産ラインを設計・展開し、流通ルートを確立していく。隣接する土地を購入して、規模拡大を図ることもできるそうだ。また“キマりすぎた”顧客が押し入ってこないように、守りを固めることも重要になるという。


さらに、作った“商品”は当然売る場所が必要だ。表向きは合法な店舗を建て、売り場を確保せねばならない。たとえばフライドチキンのチェーン店を装ったり、コインランドリーにしたりナイトクラブにしたり。ほかのビジネスを隠れ蓑に流通ラインを多様化させていくのだ。

またビジネスの支柱となるのは労働力。幸福感の高い従業員は生産性の高い従業員となるそうで、トイレや食事スペースといった基本的に必要な設備を確保しなければならない。また休憩ルームを設けてきちんと家具を置けば、スタッフの士気も上がるという。人材管理システム自体は普通に見えるものの、彼らの仕事はもちろんクスリの製造だ。


本作を手がけるのは英国に拠点を置くDope Games。開発者のNick Fokias氏による個人スタジオだ。本作はフリーランスの開発者やアーティストの協力のもと開発が進められてきたという。海外メディアInto Indie Gamesのインタビューによると、『シムズ』と海外ドラマ「ブレイキング・バッド」を組み合わせたらどうなるか、という同氏のひらめきが本作『Definitely Not Fried Chicken』のコンセプトになっているそうだ。

昨年2月に発表された本作は、その後数回にわたってクローズドベータテストを実施。リリース前から複数回のアップデートもほどこされてきた。そうしてこのたび、早期アクセス配信開始の目途がついた格好だ。早期アクセス配信期間としては、約6か月間となる見込み。新たな“隠れ蓑ビジネス”や製造ライン、ストーリー要素などをじっくりと追加していくそうだ。また、プレイヤーのフィードバックを反映したゲームの調整も実施されていくという。なお正式リリース時には、価格が引き上げとなる予定だ。


人気ゲーム『シムズ』と人気ドラマ「ブレイキング・バッド」からのインスピレーションの組み合わせは、どのような化学反応を見せるのか。なお、本作ではメタンフェタミンも製造可能とのことで、ドラマのように青くできるかもしれない。『Definitely Not Fried Chicken』の早期アクセス配信開始を楽しみにしておこう。

『Definitely Not Fried Chicken』はPC(Steam)向けに、2023年1月18日に早期アクセス配信開始予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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