オープンワールド海中サバイバル『サブノーティカ』にてまさかの大型アプデ配信。多数の改善のほか『ビロウゼロ』コンテンツも一部追加

 

Unknown Worlds Entertainmentは12月14日、『サブノーティカ(Subnautica)』に向けて最新アップデートを配信開始した。パフォーマンス改善のほか、海底基地のモジュールが追加されている。すべてのプラットフォームに向けて配信されているとのこと。

『サブノーティカ』は、オープンワールドの海洋惑星を舞台とする、一人称視点のサバイバルゲームだ。大型宇宙船オーロラ号が不慮の事故によって墜落。主人公は海に覆われた未知の海洋惑星に不時着してしまう。脱出用ポッドを拠点として広大な未知の海中世界を探索し、惑星から脱出する活路を見出していくことになる。海底で基地や潜水艦を作り、深海へと探索範囲を拡大していくことで、痕跡の謎や事故の原因、そして脱出への道筋が徐々に明らかになっていく。


本作はSteam向けに2018年1月に配信開始。その後、ほかのプラットフォーム向けにもリリースされている(国内PS4/PS5向けパブリッシングは、弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMが担当)。Steamユーザーレビューでは約19万件が寄せられ、うち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータス。さらに、全世界で500万本以上のセールスを誇るという人気作だ。2021年5月には続編として『サブノーティカ:ビロウゼロ(Subnautica: Below Zero)』(以下、ビロウゼロ)がリリースされ、こちらも高い評価を得ている。

リリースから約5年が経過した『サブノーティカ』。最後の小規模アップデートから約1年を経て、このたび大型アップデートがすべてのプラットフォームに向け実施された。アップデート内容としては、数多くのバグが修正され、パフォーマンスが改善。またセーブシステムも最適化され、データの保存と読み込みが高速かつ安全に。さらに『ビロウゼロ』で登場した海底基地の建造パーツが複数追加されているとのことだ。すべてのプラットフォーム向けのパッチノートは以下のとおり:

  • フォントレンダリングが改善され、UIの読みやすさとビジュアル品質が向上
  • アクセシビリティ機能を追加: UI スケーリング、PDAの一時停止、ライトフラッシュを無効にするオプション
  • アイテムバー
  • レシピのピン止め機能
  • 「ラン・モード」の追加
  • 浮き袋の機能を改善
  • 『ビロウゼロ』から大部屋とガラスドーム、ハッチ(Land Hatches)を追加
  • サイクロプス操縦時にシグナルが見えるように
  • セーブシステムの改善
  • パフォーマンス向上
  • 字幕同期の改善
  • ロード画面の改善
  • イントロムービースキップの改善
  • さまざまなパフォーマンスの最適化
  • インベントリ・ストレージ間のアイテム転送などにおけるコントローラーマッピングの改善
  • 一部のクリーチャーが正しくスポーンしない問題を修正
  • 一部のVFXの問題を修正
  • 乗り物やアイテムが地面にすり抜けることがある地形ストリーミングの問題を修正
  • 基地建設、乗り物に関連する問題を修正
  • 光敏感性発作が起きうる問題の修正
  • 上記以外の多数の修正

またPC向けにも各種修正やオプションの追加が実施されている。詳しくはこちらのパッチノートを確認されたい。なお今回の大型アップデートには、本作ゲームエンジンであるUnityを『ビロウゼロ』開発時のバージョンと統合する狙いがあったという。『ビロウゼロ』にて改善されたコーディングにより、バグ修正やパフォーマンス改善が実現しているとのことだ。『ビロウゼロ』にのみ追加されていたコンテンツの一部が本作に導入できたことも、こうした改善の結果かもしれない。


発売からかなりの期間が経過しているにもかかわらず、突如アップデートが配信された『サブノーティカ』。こうして手厚いサポートが実施されるのはファンにとって嬉しいところだろう。久しぶりに生まれ変わった前作の海底探査に繰り出してみてはいかがだろうか。

『サブノーティカ』はPCおよびPS4/PS5/Xbox One/ Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに配信中。