対戦格闘ゲーム『メルティブラッド:タイプルミナ』巌窟王と牛若丸が12月15日に無料配信。奈須きのこ氏による、新ストーリーも追加
Project LUMINAは12月11日、『メルティブラッド:タイプルミナ(MELTY BLOOD: TYPE LUMINA)』の最新情報を公開した。追加キャラクター第4弾として、『Fate/Grand Order』から巌窟王と牛若丸が登場。12月15日の無料アップデートにより、両名がプレイアブルキャラクターとして使用可能になるそうだ。アップデート内容としては、奈須きのこ氏がストーリーを手がけるボスラッシュの追加や、『MELTY BLOOD Actress Again』からのBGM追加なども予定されている。
『メルティブラッド:タイプルミナ』は、フランスパンの手がける2D対戦格闘ゲーム『メルティブラッド』シリーズの最新作だ。本作においては、『月姫』のリメイク版『月姫 -A piece of blue glass moon-』を原作に、同作を中心としたTYPE-MOONのキャラクターたちが登場。グラフィックやシステムの刷新により、現在20名のプレイアブルキャラクターによる新たな戦いが繰り広げられている。またTYPE-MOONの奈須きのこ氏が手がけるキャラクターたちのストーリーや、ボタン連打でコンボが最後まで出し切れるシステムなども、本作の特徴だろう。
12月15日の無料アップデートでは、新たなプレイアブルキャラクターとして巌窟王および牛若丸が実装される。巌窟王は、かつて無実の罪を着せられシャトー・ディフに幽閉された、モンテ・クリスト伯その人である。『Fate/Grand Order』では、復讐者のクラス・アベンジャーのサーヴァントとして登場。カルデアのマスターとの契約後はマスターの精神の奥底へ潜み、悪意ある攻撃から護ってきた。本作のストーリーにおいては、総耶にやってきた巌窟王がネコアルクの指示を無視して街へ出発。道中出会ったキャラクターたちと、意味深な会話を交わしていくそうだ。
プレイアブルキャラクターとしての巌窟王は、攻守ともにバランスの良い技と多彩な派生攻撃をもつキャラクターだ。まず巌窟王には、攻撃範囲とリーチに優れた技がいくつもあり、相手を捉えたあとは前進からのラッシュが強力なのだという。置き技としても機能する技が多いほか、コマンド投げや中段/下段への派生技も存在。多彩な派生技を使って、相手を戦略的に追い詰めることもできるそうだ。
もう一人の牛若丸は、幼少期に寺へ預けられ、武将として活躍した後に兄の不信を買って非業の死を遂げたという、源義経の幼名である。『Fate/Grand Order』においては、クラス・ライダーのサーヴァントとして登場し、カルデアのマスターの元、弁慶らしきサーヴァントと共に活躍してきた。本作においては、ネコアルクによって総耶市へ召喚される。ネコアルクが『メルティブラッド』の世界侵略を目論む中、牛若丸は21世紀の日本の街の様子に興味を持っているそうだ。
プレイアブルキャラクターとしての牛若丸は、素早く自在にステージ内を動き回る、ハイスピードなファイターだという。技としては、距離を一気に詰められる移動技を複数もっており、トリッキーな移動技も存在。中段/下段攻撃を含めた崩しの手段や、空中からの多彩な立ち回りなどで、一気に畳み掛けるスタイルが得意であるそうだ。
アップデート内容としては、プレイアブルキャラクターの追加にあわせて、新ステージやBGMも追加される。ステージには、巌窟王をイメージした「監獄塔・ホール」と、牛若丸をイメージした「波濤に臨む」が、新規BGMと共に登場。奈須きのこ氏描き下ろしのキャラクターストーリーによって、総耶市へやってきた2騎の物語も描かれていく。
また今回のアップデートでは1人用の「STORY」モード内へ、奈須きのこ氏による新規ストーリー付きの「ボスラッシュ」が追加される。詳細は不明ながらスクリーンショットには、ネコアルクがアルクェイド/シエル/秋葉/志貴の4人と対峙しているシーンなどが映されている。本作のボスラッシュでは、最大規模のボリュームのストーリーが展開されるそうだ。
そのほか追加要素としては、『MELTY BLOOD Actress Again』からリマスターバージョンのBGM10曲が追加実装。全キャラクターへのカラーバリエーション/カラーパレット4パターンの追加、冠位や肉体派を含む称号約530個の追加、スペイン/フランス/ポルトガル語への対応も実施される。
『メルティブラッド:タイプルミナ』は、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、通常版が税込7480円で発売中。追加キャラクター第4段を含むアップデートは、12月15日14時に配信予定だ。