『エルデンリング』GOTY受賞スピーチに謎の人物が乱入。意味不明の言葉を語り、のちに逮捕

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年に一度のゲームの祭典「The Game Awards 2022」が、本日12月9日開催された。同イベントのクライマックスとなるGame of the Year発表にて、極めて奇妙な出来事が発生した。無関係の青年が、『エルデンリング(ELDEN RING)』受賞スピーチに“自然に紛れ込み”意味不明のコメントを喋る一幕があったのだ。この青年は、後に逮捕されたという。


The Game Awardsでは、数多くの新作ゲームやアワード受賞作が発表される。今回の同イベントでは、終盤にかけてファン待望の新作『ARMORED CORE VI』が発表。またGOTYは『エルデンリング』が獲得するなど、フロム・ソフトウェアファンにとって嬉しい内容となった。GOTY発表の際には、フロム・ソフトウェアの宮崎英高氏らが登壇。受賞の喜びと関係者などへの感謝を語ったほか、『エルデンリング』においてまだやりたいことがある、と今後の展望を示唆(関連記事)。改めてファンに向けての感謝の言葉を述べ、The Game Awards全体のクライマックスともなる、GOTY受賞スピーチを締めくくった……と思いきや、ここでなぜか謎の青年がマイクの前に割り込み、喋り始めたのである。

*謎の青年の割り込みの様子は、動画3時間52分50秒頃から


割り込んできた青年は、なまりのある英語で何事かを語り始めた。内容としてもあまり要領を得ず、聞き取れた内容を整理すると「私の更生した正統派ラビであるビル・クリントンにこのアワードをノミネートしたい(I want to nominate this award to my reformed orthodox rabbi Bill Clinton.)」などといった内容となる。そして、青年は「みんなありがとう」と勝手にスピーチを締めくくり直し、スタッフらに両脇を固められ、抵抗の様子もなくステージから降りていった。

なお、青年のスピーチにおけるラビとはユダヤ教の指導者のことである。そしてビル・クリントンとは、第42代アメリカ合衆国大統領であるところのビル・クリントン氏だと思われる。ただ、ビル・クリントン氏は当然ラビではない。なぜか突然引っ張り出されたビル・クリントン氏の名前に、英語圏の視聴者らも大いに困惑。Twitter上では「Bill Clinton」がトレンド入りするなどの状況となった。謎の青年は目的も内容も不明ながら、GOTYスピーチの最後をジャックして、ビル・クリントンだけを印象づけて帰っていったわけである。


また、留意したいのは、この青年があまりにも自然に登壇した点である。動画を確認してみると、宮崎氏らフロム・ソフトウェアの面々が壇上へと移動している時点で、謎の青年はひっそり追従しているのだ。壇上でも、まるで関係者のごとく堂々と並び立っている。途中で「こいつは誰だ」という雰囲気が各所から出るものの、その場にいた誰もがなんとなく青年をそっとしていたような流れだ。衆人環視のなか、無関係の者がスルーされて登壇してしまう状況が奇妙で興味深い。

なお、本イベントを手がけ司会進行も務めるGeoff Keighly氏が、イベント終了後に謎の青年について言及。青年は逮捕されたと報告している。今回は「GOTYスピーチ乗っ取り」という迷惑以上の被害はなかったものの、無関係の者が壇上にのぼってしまうことは、セキュリティ上の懸念でもある。ひとまず宮崎氏らが無事だったことに安心し、改めて『エルデンリング』GOTY受賞を祝いたい。

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