オープンワールドサイバーパンクゲーム『Vigilancer 2099』の映像美が注目集める。UE5で開発中ゲームの圧巻映像
デベロッパーのEnvoidant Studiosは12月8日、PC(Steam)向けに開発中のオープンワールドサイバーパンクゲーム『Vigilancer 2099』のゲームプレイ映像を公開した。同作はUnreal Engine 5(以下、UE5)にて開発されており、短いながらも圧巻の映像が注目を集めている。
『Vigilancer 2099』は、サイバーパンクな世界を舞台とする賞金稼ぎアクションゲームだ。本作の舞台となるのは、多数の住民たちがひしめくとあるMegabuilding(メガビルディング)だ。悪名高い賞金首を仕留めた数日後、主人公が住まうメガビルディングは突如としてロックダウンされた。そして、いつの間にか主人公自身の首に多額の懸賞金がかけられていた。主人公は逃げ場を封じられたメガビルディング内で奔走。自身が賞金首として狙われるなか、賞金首たちと狩るか狩られるかの戦いを繰り広げる。「メガビルディング」との固有名詞などから、『サイバーパンク 2077』のベースにもなったTRPG「サイバーパンク2.0.2.0」の世界観に影響を受けている様子がうかがえる。
本作のゲームプレイについてはいまだ未知数な部分が多いものの、オープンワールドゲームとなるとのこと。ターゲットとなる賞金首については、ゲーム側で高度に自動生成され長く繰り返し遊べるという。また、プレイヤーのカスタマイズ要素も充実しているという。カスタマイズによりプレイスタイルや見た目が影響を受けるほか、メガビルディング内の住人らの反応も変化していくそうだ。
今回公開されたトレイラー映像では、抜群の雰囲気のなかで短いながらも、鬼気迫る賞金首との追いかけっこが描かれている。この動画には多くのユーザーから期待のコメントが寄せられているほか、開発元Twitter投稿なども反響を集めている。ただし、本作が注目を浴びたのは今回が初めてではない。というのも、本作は2019年にも『Vigilance』として開発の様子が伝えられ、同様に注目を浴びていたのだ。同作はUE4にて開発されており、その後『Vigilance 2099』と改題。今回エンジンをUE5に移して、『Vigilancer 2099』として再お披露目となったわけだ。
なお、以前から存在した本作Steamストアページは取り下げが進められている様子だ。また、一度はBehemoth Comicsとパブリッシング契約が明かされていた一方で、その契約は流れたのか「現在はパブリッシャー確保に動いている」との状況も開発者が伝えている。紆余曲折が伺われるものの、本作の魅力的なビジョンが実現されるよう期待したい。
『Vigilancer 2099』はPC(Steam)向けに現在開発中だ。