『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて“生首”の目撃報告が相次ぎ怖がられる。学校の怪異

Image Credit: @PKSparkxx on Twitter
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ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて、とあるバグが国内外で話題となっている。バグが起こる場所は「オレンジ/グレープアカデミー」の正面入り口。不気味な生首が浮遊する学校の怪異が、トレーナーたちを恐怖に陥れている。

なお本稿にはストーリー終盤のネタバレが含まれるため、留意されたい。


『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、スカーレット・バイオレット)は、『ポケットモンスター』シリーズの最新作。ゲームフリークが開発を手がける。本作ではオープンワールドを舞台に、ほぼ境目なく広がる街や大自然を楽しめる。主人公は『スカーレット・バイオレット』のバージョンの違いで、それぞれオレンジ/グレープアカデミーに入学。学園の課外活動として壮大な冒険を繰り広げていく。

今回報告されているのは、そんなアカデミーの正面入り口にて起きるバグだ。怪異ともいえるバグに遭遇した国内外のユーザーが、その模様を投稿。それぞれ大きな注目を集め、ユーザーの恐怖を呼び起こしている。


バグの内容としては、アカデミーの正面入り口でのバトル中に生首がゆらゆらと通り過ぎるというもの。生首は頭部丸ごとの場合もあれば、髪と顔の一部分のみ表示されている場合もあり。いずれにせよ、不気味すぎる現象だ。バトルに集中していたトレーナーが急に気づくと、心臓に悪いかもしれない。なおTwitterユーザーんのた氏はユキノオーがオーロラベールを繰り出すタイミングでこのバグに遭遇。あまりにもタイミングがピッタリなので、たしかにユキノオーが技で生首を放ったように見える。

なおそのほかの報告例では、“生首”の持ち主の全身を確認できる動画も見られる。付近を歩くNPCが戦闘中のポケモンと重なったタイミングで、“生首化”しているものと思われる。バトル中に通過するNPCを非表示にするはずが、何らかの処理の不具合で頭部だけが表示されているのかもしれない。


ちなみにアカデミーの正面入り口でのバトルは、ストーリー上のとあるイベントでしか発生しない。本作のイベントバトルは、専用の場所で展開されることも多い。しかしながら、この場所では通常のフィールドでバトルが展開される。NPCも普通に歩いているエリアである。そしてこの場所は、本来バトルの場とならないはずのエリアだ。それゆえに、生首が出現していない場合でも、バトル中にしれっと生徒たちが真ん中を横断してくるシーンもたびたび目撃されている。特殊なシチュエーションでのバトルであることから特別な処理が発生し、描写に問題が発生したのかもしれない。いずれにせよ、このバトルは生首が出ても出なくても、クライマックスシーンの割には奇妙な演出になりがちで、かなりシュールな場面であることは間違いないだろう。

かなり不気味な現象が発生するアカデミーでの戦闘イベント。ほかにもNPCがポケモンバトルに乱入してくる事例は報告されているものの、生首となるバグは弊誌が確認する範囲では今回のバグのみ。アカデミーならではの怪異といえるだろう。あくまでもバグであり、ゲームの進行にも影響しないと思われるため安心してほしい。なお開発元は本作の不具合について、引き続き調査・対応に取り組む旨を発表している。今回のバグも、将来的には修正されることだろう。



※ The English version of this article is available here

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