オープンワールド牧場シム『Ranch Simulator』の人気が徐々に高まる。リリースから1年半以上を経てSteam同時接続者記録更新


早期アクセス配信中のオープンワールド牧場シム『Ranch Simulator – Build, Farm, Hunt』(以下、Ranch Simulator)のSteam同時接続プレイヤー数が、先日よりにわかに増加。リリースから約1年9か月を経た今になって、最大同時接続プレイヤー数記録を更新する人気を見せている。

『Ranch Simulator』は、牧場を経営し発展を目指すオープンワールドシミュレーションゲームだ。本作では、牧場の建築・畜産・作物栽培・ハンティング・商取引など、広範な活動が楽しめるのが特徴となっている。プレイヤーは祖父の寂れた牧場を受け継ぎ、あの手この手で地域に誇る牧場を作り上げていくのだ。本作は1人プレイのほか、最大4人でのマルチプレイにも対応している。本作は記事執筆現在で9000件に迫るSteamユーザーレビューを集め、そのうち85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。評価も上々な作品だ。

そんな本作のSteam同時接続プレイヤー数が、先日にわかに増えている。それまで毎日1000人前後で推移していたピーク同時接続プレイヤー数は、現地時間12月2日よりじわりと増加。12月5日には本作リリース以来最大となる3412人を記録した(SteamDB)。本作が配信開始されたのは、リリースから約1年9か月にして、多くのプレイヤーが本作に集っているのである。


『Ranch Simulator』にふたたび多くのプレイヤーが集った理由のひとつは、12月2日に配信された大型アップデートだろう。「Farming Update」と銘打たれたこの更新では、その名の通り農業要素が拡充。トラクターや収穫機といった乗り物も実装され、大規模な畑での本格的に農作物を栽培・収穫することが可能となった。同要素は、ファンからの要望もとりわけ大きかったという。本作のコンセプト上も重要となる待望コンテンツの実装にあたって、多くの牧場主たちがふたたび牧場に集まったことだろう。

そして上述のアップデートと共に、本作が今後Unreal Engine (以下、UE)5に移行されることも告知された。本作は現在UE4で開発されている。UE5への移行により、グラフィック面の向上およびパフォーマンスの改善が見込めるとのこと。さらには、ペット要素やSteam実績などの要素もあらたに実装されるという。こうした新展開もファンにとって嬉しい知らせだ。

さらには、本作は11月のSteamオータムセールにて、33%オフの1721円にてセール販売されていた。そして、オータムセール終了後にもふたたび同じ価格でセールを開始。現在もお求めやすい価格となっている。こうした価格展開も、プレイヤー数増加に寄与したと見られる。地道なファンベース構築・大型アップデート・セールの展開が重なったことで、今回の記録更新に至ったのだろう。


『Ranch Simulator – Build, Farm, Hunt』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現在はセールとして、1721円で販売中だ。期間は12月9日まで。