Steam精神破壊ADV『MINDHACK』4月6日早期アクセス配信開始へ。世界を救うため、悪人の精神をお花畑に変えよう


room6は12月4日、『MINDHACK(マインドハック)』の早期アクセス配信を2023年4月6日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。全体のストーリーから半分がプレイ可能な状態で配信される。なお本情報は、デジタルゲームイベント「INDIE Live Expo Winter 2022」内で発表されたものだ。


『MINDHACK』は、悪人の精神をハッキングしてバグを修正する、タイピング要素のあるノベルADVである。本作の舞台は、破壊衝動や殺意、加虐欲や攻撃性などがバグとして認識されている世界だ。バグは人の心に根を張り育ち、やがて人を内側から食い破ると、周囲のすべてを凍結させて破壊するという。そうしたあってはならない人格のエラーを防ぐためか、本作の世界では10年ほど前にバグ排除を専門とする「施設」が設立。悪人を集めて精神を書き換えることで、大規模なバグの暴走が防がれてきた。

本作の主人公は先生やドクターと呼ばれる、施設に勤める最高のマインドハッカーである。先生は、スーパーコンピューターや警備隊と協力し、悪人の精神をハッキング。彼らの精神を書き換えることで、バグとの戦いを繰り広げていく。果たして、先生は世界を破壊する巨大なバグを倒せるのだろうか。本作では悪人の精神を破壊して世界を救う、施設と先生の活躍が描かれるようだ。



施設では、バグ排除に特化したAI・FORMATが、スキャン機能により新たなバグを発見してくれる。しかし、FORMATにわかるのはバグの有無だけ。人格のどの部分がエラーであるかは、人間の判断に委ねられている。そこで、本作では主人公がデバッグルームから悪人のソースコードへ直接接続し、マインドハックによって精神の書き換えをおこなっていく。

精神へのアクセス中には、人格の形成に関わった大きな出来事や心情などが展開。これから破壊する人物の精神が、選択肢やテキストによって描かれる。また精神を破壊する際にはタイピングゲームも繰り広げられ、プレイヤーが悪人の自我をお花畑へと置き換えることになる。一人称視点のような、動く手の表現も本作の特徴だろう。


本作を開発しているのは、国内の創作サークルVODKAdemo?だ。VODKAdemo?は、ホでヴ氏、ササン三氏、紅狐氏の3名によるサークル。制作活動を通して意気投合し、2021年春から本作の開発が始められたそうだ。サークル公式サイト上では、本作の開発日記も公開されている。

本作は、4月6日時点では早期アクセスでの配信となる。早期アクセス配信開始時点では、ストーリー全体の約半分がプレイ可能。要素としては、おまけの資料なども用意されており、タイピング成績に応じてアンロックされるそうだ。またSteamのストアページや公式サイト上などでは、第1章がプレイ可能な体験版も公開されている。

『MINDHACK』はPC(Steam)向けに、2023年4月6日に早期アクセス配信開始予定だ。