ファーレンハイト213(213℉)は12月4日、『つるぎ姫』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年にリリース予定。発表にあわせて、トレイラーが公開されている。なお本情報は、デジタルゲームイベント「INDIE Live Expo Winter 2022」内で発表された。
『つるぎ姫』は、100日後の決戦に向けて日々を過ごす、横スクロールアクションRPGだ。公称ジャンルとしては「運命さえ”クラフト”するアールピージー。」とも称されている。本作の主人公は、多数の武器を扱って戦う少女である。詳細は不明ながら、彼女には決戦の日が迫っているのだという。本作でプレイヤーは、主人公を操作してフィールドの探索や戦闘、強化などを実施。100日後の決戦に向けて、日々の過ごし方を選択することになる。
主人公は、剣戟やアクションを使って、敵と戦っていく。公開された動画では周囲に剣を浮かせた少女が、彼岸花の咲く森の中を進む姿が映されている。形状の異なる武器を使い分けたり、障害物を破壊したり、ダッシュ風のアクションで移動したりなど、さまざまな動作を駆使して戦いを繰り広げるのだろう。
またプレスリリースによれば、主人公の武器は一刀流から始まり、成長すると最大千刀流まで扱えるのだという。詳細は不明ながら動画や説明から察するに、成長と共に多数の武器を使った戦い方が可能になりそうだ。手に入れた武器や身につけた刀流をどのアクションに活かすかはプレイヤー次第だといい、アクションのカスタム要素があるのかもしれない。
本作において主人公は、平和な日々も過ごせるのだという。ひたすら戦いに明け暮れてもいいし、いきなり強敵に挑んでもいいし、平穏な時間を過ごしてもいい。決戦までの100日間は、自由に使えるようだ。ただし本作では、マルチエンディングが採用されている。主人公の時間の使い方によって結末が変化するため、より良い未来を掴み取るためには、最適な過ごし方を探ることになりそうだ。
また主人公には、戦いをサポートしてくれる妹が存在している。純真無垢な妹は、主人公の接し方によって態度が変化。献身的になったり、反抗的になったり、好奇心旺盛になったり、研究熱心になったりなど、主人公の行動次第で妹も変わっていくという。エンディングも含めて、100日の過ごし方が重要になるのだろう。
本作を手がけているのは、国内のゲーム開発会社ファーレンハイト213だ。同社は、以前ディライトワークスにて『Fate/Grand Order』のクリエイティブディレクターを務めていた、塩川洋介氏が代表取締役を務める会社である。ファーレンハイト213からは2022年3月1日に、同社の自社開発第1弾として新作RPGプロジェクトが発表されていた。そのプロジェクトの正式タイトルが『つるぎ姫』となるわけだ。
『つるぎ姫』に携わるクリエイターとしては、『ディシディア ファイナルファンタジー』や『すばらしきこのせかい』などで楽曲を手がけた石元丈晴氏が、コンポーザーを担当。キャラクターデザインを、『サモンナイト』シリーズや「ホロライブEnglish」の一伊那尓栖さんのキャラデザインのほか、『Fate/Grand Order』の一部キャラクターデザイン・イラストなどを担当してきた、イラストレーターの黒星紅白氏が担当している。また開発はファーレンハイト213。ディレクターは、塩川洋介氏自身が務めている。本作は、塩川洋介氏がディライトワークスからの独立後初めて手がける作品でもあるわけだ。
『つるぎ姫』は、PC(Steam)向けに2024年リリース予定。Steamのストアページやトレイラーも公開予定となっている。