『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて“レアフォルム”を求める人々が翻弄される。胴体増えろ、祈りの大量進化

 

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、スカーレット・バイオレット)にて、とあるポケモンが見せるレアなフォルムにより、一部ユーザーが翻弄されている。


なお本稿では本作で新登場するポケモンについて言及しているので、留意されたい。


今回の話題の中心となるポケモンは、ノコッチとその進化系だ。ノコッチは『ポケットモンスター金・銀』(以下、金・銀)にて登場したつちへびポケモン。タイプはノーマル。幻の動物ツチノコのように、ずんぐりとしたヘビのような姿をしている。ノコッチというネーミングからも、ツチノコがモチーフと思われる。『金・銀』から複数のシリーズ作品に登場しており、最新作『スカーレット・バイオレット』でも愛らしい姿を見せている。

そして『スカーレット・バイオレット』ではノコッチに変化が訪れた。進化を会得したのだ。条件としては、ノコッチをLv32で習得するハイパードリルを覚えさせた状態でレベルアップすることで進化可能だ。進化後はその名もノココッチ。丸っこい胴体が2つに増加する、まさに名は体を表す進化形態を見せてくれる。しかしノコッチはごく低確率で、ノココッチの名前にそぐわぬ進化を見せることがあるという。

https://www.tiktok.com/@scarlet_squash/video/7168980213303479557

上記TikTok動画では特別なノココッチを入手すべく、ユーザーが奮闘。ボックスいっぱいのノコッチを片っ端から進化させている。最終的には88体のノコッチを進化させ、ついにユーザーは目的を達成した。進化後のノココッチは、胴体が3つ。みつふしフォルムのノココッチ(3 segment Dudunsparce)へと進化を遂げたのだ。

ノコココッチと呼びたくなる、みつふしフォルムのノココッチ。この“レア進化”の確率は公式には発表されていないものの、コミュニティ検証によれば100分の1だとされている。上記ユーザーはみつふしフォルムのノココッチへの進化に88体を要しており、たしかに進化の確率は低そうだ。88体でも比較的運がいい方なのかもしれない。

上記ユーザーを含め、SNS上ではみつふしフォルム3 segment Dudunsparce)のノココッチをゲットしたという報告が国内外で散見される。苦労を重ねたユーザーもいれば、レアなフォルムだと知らずにゲットしていたという強運の持ち主も存在。ノココッチに関する悲喜こもごもが寄せられている。


そして実は本作には、低確率で特殊な姿に進化するポケモンがほかにも存在する。新ポケモンのワッカネズミだ。ワッカネズミはLv25にてイッカネズミに進化。どこからともなく現れた小さな2匹が加わり、4ひきの“一家”を形成する。なお図鑑説明によると、家族のように見えるものの真相は不明だという。このワッカネズミもまた、100分の1とされる確率で特殊なイッカネズミに進化。“3びきかぞく”のイッカネズミとなる。

ちなみに、みつふしフォルムのノココッチも、3びきかぞくのイッカネズミも能力値は通常フォルムと同じ。パルデア図鑑の完成、およびひかるおまもりの入手条件でもない。対戦やコンプリートのために100分の1の確率を乗り越える必要はないため、安心してほしい。ただ図鑑についてはそれぞれの姿に専用の説明文が用意。図鑑の真の意味での完成を目指すユーザーにとってはなかなかの苦労を要する存在となりそうだ。

なおノコッチもワッカネズミも、ノーマルタイプのポケモンとなる。レアフォルムコンプリートによる図鑑の“完成”を目指したい人は、進化させやすいレベルで出現するエリアにて「そうぐうパワー:ノーマル」を発動させてたくさん捕獲するのもいいだろう。「そうぐうパワー:ノーマル」は各種サンドイッチで発動可能だ。最大レベルとなるLv3は、やきチョリソーとLv5以上のレイドバトルで入手できる「ひでん:しおスパイス」、および任意のひでんスパイスとの組合せで発動可能。そのほか、タマゴで量産して一気に育てるのも効率的だ。なおかくいう筆者はまだレア進化を目撃できていない。


『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』はNintendo Switch向けに発売中。