『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版の売上が100万本を突破。『ペルソナ5』関連作の総売上は800万本以上に


アトラスは12月1日、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版の出荷数およびダウンロード数の累計が100万本を突破したと発表した。同作は、10月21日にPlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam、Windows)などに向けてリリース。それから約1か月で売上100万本を突破したそうだ。発表にあわせて、アコレードトレイラーも公開されている。

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』は、2016年に発売された『ペルソナ5』をベースに追加要素を加えた、ジュブナイルRPGである。本作の主人公は、事件をきっかけに都内の高校へ転入することになった、高校2年生の少年だ。知人の経営する喫茶店の屋根裏部屋から、秀尽学園へと通う主人公。しかしある日、主人公は何らかの出来事に巻き込まれ、奇妙な空間へと迷い込んでしまう。そこはパレスと呼ばれる、歪んだ心が生み出す世界であった。パレスでの経験からペルソナ能力に覚醒した主人公は、仲間たちと心の怪盗団を結成。都内の高校での学生生活と、世間を騒がせる怪盗の暗躍が描かれていく。

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』では、新キャラクターとして芳澤かすみと丸喜拓人が登場し、1月以降のストーリーを含めた追加要素が加えられていた。さらに本作『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版では、オリジナルの『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で別途販売されていた40種類以上のDLCが同梱されており、マルチプラットフォーム展開によって遊びやすくなっている。


アトラスの発表によると11月末日時点で、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版のパッケージ版出荷数およびダウンロード版販売数の合計が100万本を突破したそうだ。10月21日のリリースから、40日ほどでの達成となる。『ペルソナ』シリーズ移植版の売上としては、2020年6月にリリースされた『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』Steam版の際には、約1年での100万本突破が報告されていた。Steamのみでの記録とはいえ、同作の売上も新作に匹敵するほどであった。本作『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版はそれを上回るペースでプレイされているわけだ。

またアトラスのプレスリリースによれば、2022年11月末日時点で、『ペルソナ』シリーズ累計では全世界1680万本の売上を記録。PS4版とリマスター版をあわせた『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の累計で330万本、『ペルソナ5』シリーズ(『ペルソナ5』『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』の4作)では、830万本のセールスとなっているそうだ。なお2021年3月時点で、『ペルソナ』シリーズの累計売上は1500万本とされていた(関連記事)。そこから約1年8か月で、180万本をさらに売り上げた計算となる。過去作移植版の売上が好調なだけに、シリーズのさらなる展開にも期待したいところだ。

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版は、PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam、Windows)向けに税込7678円で発売中。サブスクリプションサービスXbox Game Passにも対応している。