ローグライクRPG『Buriedbornes』Steam版が12月14日配信へ。中毒性とやりこみ要素を備えた死者たちの戦いが、Steamにも登場

Nussygameは11月28日、『Buriedbornes』Steam版を12月14日に配信開始すると発表した。ブラウザやスマートフォン向けに基本プレイ無料で展開されてきた同作が、Steamからもプレイ可能となる。

Nussygameは11月28日、『Buriedbornes』Steam版を12月14日に配信開始すると発表した。ブラウザやスマートフォン向けに基本プレイ無料で展開されてきた同作が、Steamからもプレイ可能となる。Android/iOS版からの移行や同期にも対応しているという。

『Buriedbornes』は、多数の取捨選択によってダンジョンの深淵を目指す、ターン制のローグライクRPGである。本作の舞台は、古く忌まわしい予言が現実となり、古代の覇王が蘇って地上の征服に乗り出したファンタジー世界だ。諸国は古代の覇王に抗おうとするが、無限に蘇る死者の軍勢を相手に為すすべはなく、数多の英雄が散っていく。絶望的な状況の中、人類に残された最後の手段は、死んだ英雄を蘇らせることだった。本作でプレイヤーは、生き残った人間の1人となり、英雄の亡骸を操作。終わりなき死者同士の戦いを演じていく。


本作でプレイヤーは、英雄の亡骸を蘇らせてダンジョンに挑戦する。ダンジョン内には、モンスターやボスなどの敵が多数存在し、敵との遭遇時にはターン制の戦闘が展開。クールタイムの設定された最大5つのスキルを使って敵を倒しながら、ダンジョンの深淵へ向かって進み、100Fに待ち受けるボスを倒すことが目的である。しかしダンジョン内には、古代の覇王を含めて強大な敵も待ち受けており、亡骸が倒れればダンジョンの入口からやり直しになってしまう。

そこで本作では、英雄の亡骸を強化していく。ダンジョン内では移動した先の部屋に応じて、さまざまなイベントが発生する。敵との戦闘によってレベルアップを繰り返し、特殊効果付きの装備や強力なスキルなどを入れ替えることで、英雄の亡骸を成長させるわけだ。具体的なイベントとしては、ランダムな効果が発生する泉や墓石、スキルの獲得や装備品の数値振り直しなどが怒る怪しげな旅人、伝説の武具が手に入るかもしくはマイナス効果が生じる棺などが存在している。また本作にはいわゆるフィールドが存在せず、進行方向を選択する形でダンジョン内を進んでいく。ルートによってはボスとの戦闘が避けられないケースなども発生し、リスク・リターンの選択を迫られることもある。多数の取捨選択によるキャラクタービルドや生存を目指した駆け引き、ランダム性による中毒性のあるゲームプレイが待ち受けている。


そのほかプレイヤーが選択できる亡骸の種類としては、現在HP依存の反射や状態異常を防ぐ効果をもつドラグーン、バフを一気に発動させられるにんじゃ、HPの低さをバリアで補うフェアリーなど、60種類以上の職業が存在。職業ごとに、特殊な職業固有効果や装備品の能力などが異なり、それぞれ違った戦い方やキャラクタービルドが構築できるようになっている。ダンジョンへの挑戦を終えた後には、ゲーム内通貨が入手できる。新たな職業の解放や初期能力の強化など、多数の強化/解放要素が用意されている。

本作を手がけているNussygameは、国内の個人ゲーム開発者ohNussy氏によるゲームスタジオである。過去作としては、『Ending Days』『B100X』など、キャラクターの強化やランダム要素のある作品をリリースしてきた。本作『Buriedbornes』は、ブラウザ(モゲラ)/iOS/Android向けに2016年に基本プレイ無料でリリース。以降多数のアップデートを重ねながら、取捨選択の繰り返しや高いランダム要素による中毒性、深遠なやりこみ要素の数々などから、多くのプレイヤーを惹きつけてきた。今回はSteam版のリリースによって、Steamからも本作がプレイ可能となるわけだ。またohNussy氏は、現在本作の続編となる『Buriedbornes2』を開発中。『Buriedbornes2』では、スキルに使用回数が設けられるほか、スキルを強化するスキルルーンや自動使用/自動発動といった要素が導入されるなど、多数の新システムも導入予定とされている。

『Buriedbornes』Steam版は12月14日15時に配信開始予定。現在同作は、ブラウザ(モゲラ)/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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