DigiPen Institute of Technologyは11月19日、『Witchpunk』および『Avani』を無料で配信開始した。対応プラットフォームはPC（Steam）。
『Witchpunk』は3Dアクションゲームだ。スケートボードに乗った魔女が、箱庭型のステージを走行。魔法のハンマーで敵となるロボットたちを殴りつける。アクションとしては走行スピードを上げるブーストのほか、溜めが可能なジャンプ、手すりに乗っての滑走といったバリエーションが用意されている。攻撃は溜めが可能で、溜め時間によってダメージが上昇。さらにスピードによってもダメージが変化する。
攻撃やジャンプの溜め時間を考慮しつつ、タイミングよく相手を殴りつけるゲームプレイが本作の特徴だ。なおスケートボードを止めることはできないため、常に動き続けるスピード感も本作の持ち味だろう。またステージをはじめ、色鮮やかに描かれるアートスタイルも本作の特徴となっている。登場ステージは1種類ながら、一定数の敵を倒せば登場するボスも用意。なかなかの遊びごたえとなっており、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で、34件中100％が好評とする「好評」のステータスを獲得している。
本作を手がけるのは99％Funk。ゲーム開発などを専門とする工科大学であるDigiPen Institute of Technologyの学生チームだ。開発に携わったMax Stucker氏によると、本作は3学期間にわたり、10～26人のチームで開発されたとのこと。同氏は本作において、クリエイティブディレクター兼システムデザイナーを担当したそうだ。
一方『Avani』は、見下ろし型のアクションアドベンチャーゲーム。白くてもふもふなケモノの主人公Avaniが世界の崩壊を止めるべく、悪と戦う作品だ。こちらは同校のスペイン、ビルバオキャンパスに在籍する学生たちによって開発されたタイトル。本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューにて115件中84％が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。同日配信された2本の学生制作タイトルはいずれもユーザーから一定の評価を受けているわけだ。
両作は教育目的で制作されたゲームであり、価格は無料にて配信されている。同校からは、両作のほかにもさまざまな学生制作のゲームが無料配信中。一定の評価を獲得するタイトルも散見される。毎月複数のタイトルが配信されているため、気になる人はチェックしておくといいだろう。
『Witchpunk』および『Avani』はPC（Steam）向けに無料配信中だ。
