山中サバイバルホラー『Hell On Earth』2023年発売へ。化物の猛威を掻い潜り、刑事は少女の行方を追う

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インディーデベロッパーのMate Gamesは11月24日、サバイバルホラーゲーム『Hell On Earth』を2023年内に発売すると発表した。また、無料のデモ版がitch.ioにて公開されている。こちらはゲームの冒頭30分ほどを遊べる内容となっている。

『Hell On Earth』は一人称視点のサバイバルホラーゲームだ。舞台は1989年、プレイヤーはDaniel Drummondという名の刑事を操作し、とある行方不明事件を捜査することとなる。行方不明となったのは15歳のAnne Marie Monroeという少女。彼女はゴーストタウンとして知られるOld Jeffersonへ探検に出かけたまま、行方が分からなくなっていた。プレイヤーは残されたメモや本を手掛かりに、不気味な山中へと足を踏み入れていく。探索の道中では数多の化物たちが突如出現し、プレイヤーの行く手を阻む。プレイヤーは限られた武器・弾薬と回復薬を駆使しながら、これらの障壁を乗り越え、少女の行方を追うこととなる。

プレイヤーの前に立ちはだかる化け物は、一部の例外を除いて倒すことが可能となっている。回復薬は用途によって使用できるアイテムが異なり、Medikitは一般的なライフ回復に使え、Antidotesは敵の毒攻撃を解毒するために使えるようだ。なお長期的な肉弾戦にはデメリットも存在する。闇雲な戦闘をおこない、回復薬などのリソースを多用してしまうと、のちのプレイが厳しくなるのだ。そのため、化け物たちとの戦闘はリソースやタイミングと相談しながら、賢く立ち回る必要がありそうだ。


『Hell On Earth』ではストーリーを理解するための情報も充実している。プレイヤーはDiary、Bestiary、そしてKey Objectの三項目を閲覧することが可能となっている。Diaryは主人公Daniel Drummondの日記であり、Danielの苦しみやストーリーによって生じたキャラクターの心境の変化などが描かれていくようだ。Bestiaryは「化物図鑑」のようなもの。プレイヤーが遭遇する化物の背景や、長所・短所などが記載される。Key Objectはゲームプレイの根幹であるストーリーに関連する、手紙やメモなどのアイテムを閲覧することが可能となる。これらのテキスト情報を介して、深い物語が描かれていくようだ。

舞台となる山中には廃屋が存在し、後のプレイを有利に進めることができるアイテムが隠されている。しかし、廃屋にはプレイヤーを追跡する不死の霊体が潜む。不死の霊体から身を隠しながらアイテムを回収するか、もしくは廃屋そのものに近寄らずに少女を探すか。プレイヤーはハイリスク・ハイリターンと安全を天秤にかけた選択をしなければならないようだ。また、霊体を含め本作の化物のAIは、プレイヤーの位置を常に把握しながら追従してくる。後ろから聴こえてくる化物たちの恐ろしい声を背に、手に汗握る体験ができることだろう。


『Hell On Earth』は2023年内に発売予定。化物巣食う山中という過酷な環境下で少女を救い出したい勇敢なひとは、itch.ioにて公開されているデモ版をプレイし、本作をチェックしてみてはどうだろうか。

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