北欧神話サバイバル『Valheim』大型アプデ「Mistlands」のパブリックテスト版が公開。多彩な新要素をひと足早く

 

Iron Gate Studioは11月23日、『Valheim』に向けてパブリックテスト版を公開した。同バージョンを適用することで、新バイオーム「Mistlands」のほか多岐にわたる新要素がゲーム内に導入される。

*動画は新要素のネタバレを含むので留意されたい


『Valheim』はPC向けに早期アクセス配信中の、北欧神話やバイキングをテーマにしたサバイバルゲームだ。主神オーディンのため宿敵を倒しつつ、混沌とした世界に秩序をもたらすことが目的である。自動(プロシージャル)生成される広大な世界で、狩りによる食料の確保や建築を通じて生活基盤を確立。伝説の生き物と戦ったりしつつ、世界の探索を進めていく。

本作は2021年2月の早期アクセス配信開始から口コミを中心に話題を呼び、ピーク時には50万人以上の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。今年4月には売上1000万本を突破したことが報告されておりセールス面も好調だ。またSteamユーザーレビューには本稿執筆時点で31万件以上のレビューが寄せられ、うち95%が好評の「圧倒的に好評」ステータスとなっている。


このたび本作に向けて「Patch 0.212.6 – Mistlands」が公開された。今後の大型アップデートで実装予定の新バイオーム「Mistlands」を追加するパブリックテスト版となる。Mistlandsはその名のとおり霧深い土地となり、不気味な新クリーチャーが複数登場。新クリーチャーとしては9種類が登場するほか、新たなボスも用意されている。さらに本バージョンでは新たなゲームメカニクスとして、家畜の飼育やNPCと関わる要素などが導入。ほか、新たなクラフト材料、クラフト可能アイテムや建造物など、多岐にわたる新要素が導入される。

なお「Patch 0.212.6 – Mistlands」で本作をプレイするには、Steamライブラリ上でゲームのプロパティから設定をおこなう必要がある。詳細は公式パッチノートを確認してほしい。なおMistlandsのバイオームは未開のエリアでのみ生成されるといい、マップの大部分が判明しているプレイヤーに向けては新たなワールドでのプレイが推奨されている。


本バージョンは先述のようにパブリックテスト版であり、動作が不安定になる可能性もあるとのこと。正式実装に向けてバグ修正やバランス改善が実施されていくそうだ。なお本作のパブリックテストの通例どおり、参加しないプレイヤーへのネタバレには配慮してほしいとのことだ。

Mistlandsについては昨年10月に実装が告知され、Steamでのお知らせや開発者Twitterにて度々情報が小出しされてきた。正式発表から1年以上を経て、ついにパブリックテストとしてお披露目となったかたち。気になる人は新たなバイオームや新要素を、一足早く体験してみてはいかがだろうか。パブリックテストのフィードバックについては、公式DiscordまたはSteamのフォーラムにて募られている。

『Valheim』はPC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中。2023年初頭にはXbox向けにも配信予定だ。