国内の美少女ゲームブランド戯画は11月22日、2023年3月31日をもって同社でのゲーム開発および販売を終了すると発表した。12月23日に発売予定の『JINKI -Unlimited-』および『ガールズフランティッククラン』が最終作となり、戯画ブランドは終了となるようだ。また戯画ブランドからの告知とあわせて、戯画の姉妹ブランドであるブレカノからも終了が告知されている。
戯画は、株式会社エンターグラム(旧TGL)による、国内のPC向け美少女ゲームブランドである。同ブランドからは、1993年に18禁の格闘ゲーム『V.G.〜ヴァリアブル・ジオ〜』が初作品としてリリース。以降、丸戸史明氏がシナリオを担当した『パルフェ 〜ショコラ second brew〜』や『この青空に約束を―』、熱いシナリオやアクションも展開される『BALDR SKY』シリーズなど、約30年間に渡って多数の作品を手がけてきた。そんな同ブランドが、2023年3月31日に終了となるわけだ。
戯画の公式サイトによれば、2023年3月31日をもって、戯画ブランド作品の開発および販売と、サポート業務が終了される。今後のスケジュールとしては、まずは2022年12月23日に同ブランドの最終作となる『JINKI -Unlimited-』および『ガールズフランティッククラン』が発売。2023年3月31日には、パッケージ商品およびダウンロード商品の販売が終了となる。またブランドの終了に向けて、アーカイブ商品の再販も実施される。対象は、「BALDR」シリーズの作品群を収録した「BALDR MASTERPIECE CHRONICLE」、『パルフェ 〜ショコラ second brew〜』や『この青空に約束を―』も収録した「戯画ロイヤルスウィートコレクション」、「アイキス123パック+七瀬アフター」の3商品。2022年11月25日から2023年2月上旬にかけて、アーカイブ商品の受注販売が実施されるそうだ。そのほか戯画メモリアルイベントとして、戯画ブランドの最後を飾るイベントページの公開も予定されているそうだ。
なお、前述したように戯画の母体はエンターグラムである。エンターグラムではコンソール向けに積極的に全年齢向け美少女ゲームをリリース中。そのほかVTuber湊あくあを題材とした美少女ゲーム『あくありうむ。』などもリリースしている。戯画ブランドは終わるものの、母体であるエンターグラムの活動は今後も続いていくのだろう。
美少女ゲームブランド戯画は、2023年3月31日に開発および販売が終了予定だ。