コーエーテクモゲームス作品などの海賊版頒布の疑いで男性が逮捕。『信長の野望』など30タイトル以上をSDカードに無断複製、販売した容疑


コーエーテクモゲームスは11月22日、同社の著作権を侵害した静岡県の男性が逮捕されたことを発表した。同社から告訴状を提出された宮城県警が、著作権法違反(海賊版頒布)の疑いにより逮捕に踏み切ったとのこと。

被疑者とされる男性は、コーエーテクモゲームスの『信長の野望』や『三國志』ほか34タイトルに加え、他社が著作権を有する複数のゲームソフトを無断でマイクロSDカードに複製。ゲームデータが入ったマイクロSDカードをオークションサイトに出品していたとのこと。オークションサイトの出品画面には、複数のコンソール機名を掲載したうえで「大量のレトロゲームが遊べる」などと説明し、模倣ゲーム機とセットで販売していたとされている。

ACCS(一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)の発表によれば、男性が販売していたマイクロSDカードには、先述したコーエーテクモゲームスのタイトルに加え、任天堂が著作権を有する『スーパーマリオアドバンス4』『マリオカートアドバンス』ほか1タイトルも含まれていたとされる。男性は同マイクロSDカードを、宮城県在住の購入客に対し1万8000円で販売していたとのこと。

コーエーテクモゲームスは、複数のゲームソフトの無断複製し、販売する行為を非常に悪質な行為であると判断。宮城県警に告訴状を提出し、その後宮城県警により被疑者逮捕に至ったという。

なお、コーエーテクモゲームスは本件の発表にて、「今後も著作権の侵害行為に対して厳格に対応する」と述べている。



※ The English version of this article is available here