Steam科学者Co-opサバイバル『Abiotic Factor』最新映像お披露目。頭脳派集団、エイリアンを殴り倒し焼いて食う

デベロッパーのDeep Field Gamesは11月18日、『Abiotic Factor』の最新映像を公開。ゲームプレイの詳細がお披露目された。

デベロッパーのDeep Field Gamesは11月18日、『Abiotic Factor』の最新映像を公開。ゲームプレイの詳細がお披露目された。本作はPC(Steam)向けに、2023年リリース予定。

『Abiotic Factor』はサバイバルゲームだ。プレイヤーたちは実験施設に閉じ込められた科学者となって協力して生き残り、脱出を目指す。なお本作の時代設定は1993年とのこと。研究施設内はレトロな物であふれており、SFながら懐かしい雰囲気を感じられる点も特徴となるだろう。また本作はソロプレイのほか、協力マルチプレイにも対応。トレイラーのゲームプレイは開発初期段階とされているものの、4人協力プレイでゲームを遊ぶ様子が確認できる。

施設でおこなわれていた次元超越実験(trans-dimensional experiment)は失敗し、施設内にはエイリアンが蔓延っている。生き延びるためには、科学者たちの頭脳を結集せねばならない。身の回りの物を素材に武器をクラフトし、エイリアンに対抗するのだ。なおトレイラーではエイリアンの死体を調理するシーンも見られる。サバイバルのため、貴重な食糧としていただくことになるわけだ。

またトレイラーには、エイリアンとの戦闘シーンも収録。手作り感あふれる装備に身を包んだ科学者たちが、エイリアンたちと荒々しいバトルを展開している。そのほか、施設内の設備をぶち壊してクラフト材料を得る様子や、自販機でジュースを普通に買って飲むシーンが見られる。生き延びるためには、身の回りの物をさまざまに活用する必要があるのだろう。


本作ではゲーム開始時に科学者の能力を設定することになり、さまざまな特性から能力を選択。学びが速い、料理がプロ級、といった長所から、トイレが近い、寝相が悪いといった短所まで多彩に用意されている。そうした長所、短所はまんべんなく選択する必要があるとのこと。仲間と協力して短所を補いながら、各キャラの強みを生かすプレイが肝要となりそうだ。

本作を手がけるのはニュージーランドに拠点を置くDeep Field Games。『Unfortunate Spacemen』を手がけたクリエイターGeoff ‘Zag’ Keene氏が設立したスタジオだ。同作は基本プレイ無料の宇宙エイリアン人狼ゲーム。Steamにて約7000件のレビューを集め、そのうち87%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。Keene氏が設立したDeep Field Gamesの公式サイトでは、開発陣の協力プレイゲームへの愛が述べられており、斬新で楽しいゲームを目指す意気込みが伝えられている。本作『Abiotic Factor』にもKeene氏を含む開発陣の、協力プレイゲームへの愛が注がれているのだろう。


なお海外メディアPC GamerのインタビューにてKeene氏は、従来のサバイバルゲームにおける問題点を説明。サバイバルゲームは楽しい要素を数多く備えているものの、木を伐採して小屋を建てるといったゲームプレイの流れが反復的になってしまうと述べている。本作では「舞台が屋内」、「特徴的なキャラビルドシステム」などの要素により、サバイバルゲームでしばしば見られるゲームサイクルに捻りが加えられているのだろう。ちなみにKeene氏は、本作は「ソロでも完全にプレイできる」と伝えている。仲間と分担作業ができないぶん手間は増えるものの、問題なく遊ぶことができるそうだ。

『Abiotic Factor』はPC(Steam)向けに、2023年リリース予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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