『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』追加シナリオ制作プロジェクト、クラウドファンディング好調スタート。早くも達成間近


株式会社グランゼーラは11月17日、『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』の追加シナリオ制作プロジェクトのクラウドファンディングを開始した。実施期間は11月17日から11月30日まで。

『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』は、『R-TYPE TACTICS』と『R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-』をひとつのパッケージにまとめたリメイク版。PC(Steam)およびPS4/PS5/Nintendo Switch向けに、2023年夏の発売を予定している。


オリジナル版の『R-TYPE TACTICS』は2007年に、『R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-』は2009年に、ともにPSP向けに発売された作品だ。アイレムの横スクロール・シューティングゲーム『R-TYPE』シリーズの世界観をベースに、戦略シミュレーションゲームにゲームジャンルを変えて制作された。

『R-TYPE TACTICS』では人類とバイド帝国との戦いをテーマとし、プレイヤーは指揮官として地球軍を率いる。地球上空や宇宙空間、惑星上などのステージにて、R-9シリーズをはじめとする戦闘機や、補給機であるPOWアーマー、また戦艦や輸送艦など、多種多様なユニットを展開しミッションクリアを目指す。続編『R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-』では、地球軍から分離構成されたグランゼーラ革命軍が新たに登場。人類同士の戦いが描かれることとなった。

そのリメイク版となる『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』では、最新の表現技術でオリジナル版を再構築しているとのこと。そして今回Kickstarterにて実施中のクラウドファンディングは、もとから予定されているオリジナル版の再現に要素を追加するもの。達成の暁には、全24ミッションの新規シナリオ、新規ユニットなどの要素が追加予定。追加シナリオで登場する航海日誌の読み上げなどは、フルボイス対応が予定されているとのこと。また追加ユニットとしては次元戦闘機やバイド兵器が登場する見込み。ゲームの攻略やオンライン対戦での戦略がより奥深くなるよう想定されているという。


実施期間は日本時間11月30日23時59分までとなっており、目標金額は400万円に設定されている。支援額に応じたリワードとして、『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』に登場する副官のひとりとして支援者が登場する権利(数量限定)や、追加コンテンツ制作の企画会議やテストプレイに参加できる開発アドバイザー就任権利(数量限定)が用意。そのほか、現在発売中の『R-TYPE FINAL 2』やPS5向けに2023年3月発売予定の『R-TYPE FINAL 3 Evolved』のゲーム内で使える支援者専用機体も、リワードとして用意されている。

なお『R-TYPE FINAL 2』は、2019年に実施されたクラウドファンディングの成功で制作が決定したタイトルだ。開始からわずか1日で目標金額である4500万円を達成し、多数の再実施の要望を受けて追加募集もおこなわれた。今回の『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』追加シナリオ制作プロジェクトのクラウドファンディングも、ファンの根強い人気を受けてか、本稿執筆時点で約2万5000ドル(約350万円)を記録。早くも目標金額間近となる、快調なスタートを切っている。

R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』は2023年夏発売予定。追加シナリオ制作プロジェクトのクラウドファンディングは日本時間11月30日23時59分まで実施中だ。



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