Steamにデジタル聖書『The Bible』が突如出現。新約・旧約聖書が読めて、Steam実績にも対応


PCゲーム配信プラットフォームSteamにて、『The Bible』なるタイトルが突如登場した。同作はその名の通り、聖書(The Bible)をデジタル化した内容となっているようだ。トレイラーによれば現地時間11月14日発売とされている。

『The Bible』は、デジタル聖書だ。キリスト教の聖典として、旧約/新約聖書あわせて66冊が収録されているという。物語としては、まず旧約聖書にて神が天地などを創造する「創世記」から開始。最初の人間として知られるアダムとエバの顛末や、カイン・アベル・ノア・アブラハムといった人々の波乱の経験が語られる。そして、新約聖書では、世界的におなじみの人物イエス・キリストの生涯などが綴られる。そうした重厚かつ長大な歴史を、Steam上で読むことが可能となるわけだ。


本作では、聖書を好きな順番で読むことが可能。気になった節を保存しておき、そこをいつでも閲覧できる機能もあるという。また、本作では全文章を音声で聞くことが可能。オリジナルBGMも収録しており、耳で楽しむこともできるようだ。さらには、聖書の知識を試す「トリビア」モードも搭載し、聖書に関するクイズに挑戦できる。本作のスクリーンショットでは「バベルの塔の建造を命じたのはだれ?」といった問題が確認できる。


『The Bible』Steamストアページが出現したのは、10月30日のことと見られる(SteamDB)。ただただ聖書が読めるSteam作品というのは珍しく、筆者の観測範囲内では、同様のコンセプトのタイトルは発見できなかった。物珍しさが注目を集めてか、同作はRock Paper Shotgunなど海外メディアに取り上げられるに至っている。

なお、残念ながら本作は日本語をサポートしていない。一方で、開発側は英語以外の言語への対応見込みも明かしており、リリース後のアップデートにて、まずはスペイン語から対応言語を拡大していくようだ。そして本作はリリース後、Steamの実績(Achievements)にも対応する予定だという。聖書を読んで得られる実績とは、一体いかなる内容になるだろうか。

『The Bible』はPC(Steam)向けに配信予定。トレイラーによれば、現地時間11月14日配信される見込みだ。