『ファイナルファンタジー16』は半年のPS5時限独占に。PS公式トレイラーに記載
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは11月7日にPS5の新たなトレイラーを公開。その中で『ファイナルファンタジー16』(以下、FF16)がPS5にて6か月間独占発売されることを明らかにした。
『FF16』は、『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作。『FF14』を手がけた第三開発事業本部が開発を担当する。開発を統括するのは、吉田直樹氏だ。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れつつあった。主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。ロザリア公国の第一王子であるクライヴは弟と共にナイトとして鍛錬を続けていたが、悲劇へと巻き込まれていく。
本作の初報はPS系の番組だ。2020年、SIEがおくる新作情報紹介番組「PLAYSTATION 5 SHOWCASE」にて発表され、PS5向けタイトルであると告知された。トレイラーの最後には、「PS5コンソール独占(PLAYSTATION CONSOLE EXCLUSIVE)」との記載がある一方で、下に小さく「PC向けにも発売(ALSO AVAILABLE ON PC)」と記載されていた。
しかしながら、PC向け発売を記載するトレイラーは差し替えられ文言は消滅。PS5のみで発売することのみを強調するプロモーションが続けられてきた。またその後もオーストラリアのPS公式サイトで『FF16』にふれ「PS5コンソール独占(PS5 CONSOLE EXCLUSIVE)」「PS5発売後、一定期間経たなければほかのプラットフォームで発売されません(Not available on other platforms for a limited time after release on PS5)」との記載も確認されていた(現在は記載が確認できない)。スクウェア・エニックス側はあくまでPS5での発売を強調している一方で、たびたびコンソール独占もしくは時限独占との情報が出ていたわけだ(関連記事)。
そして今回公開されたトレイラーでは、『FF16』のシーンにて「FF16は2023年夏発売予定です。6か月間のPS5独占です(Final Fantasy XVI anticipated summer 2023. PS5 exclusive for six months)」と記載されている。ようするに、PS5版発売の半年後には他プラットフォームでも出る可能性があるわけだ。
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初報から考えると、PCでのリリースも計画されている可能性はありそうだ。ただし時限独占期間が終わったからといって、すんなり他プラットフォームにリリースされるとも限らない。『ファイナルファンタジーVII リメイク』はPS4向けに1年の時限独占としてリリースされたが、PC(Epic Gamesストア)で登場したのは1年8か月後であった。あくまで発売から半年後になって初めてPS5以外のハードで出る可能性がある、というレベルの話。『FF16』をいちはやくプレイするにあたっては、PS5がベストなハードであるのは違いなさそうだ。
『FF16』はPS5向けに2023年夏発売予定。発売から6か月間は他ハードで発売されない。