『Apex Legends』新マップで“おめでたネッシー”発見される。込められた開発者の家族愛

『Apex Legends』では11月2日より、シーズン15「エクリプス」が開幕した。新マップであるブロークンムーンにおいて、とあるユーザーが発見した“隠れネッシー”が注目を集めている。

Apex Legends』では11月2日より、シーズン15「エクリプス」が開幕した。新レジェンド「カタリスト」と新マップ「ブロークンムーン」の追加を受け、多くのプレイヤーが近未来的な月を舞台に激闘を繰り広げている。そんな盛り上がりを見せているブロークンムーンにおいて、とあるユーザーが発見した“隠れネッシー”が注目を集めている。

Twitterユーザー/クリエイターのThatPunchKid氏が投稿したツイートには、三体の可愛らしいネッシーの映像が映し出されている。小柄な一体のネッシーを中心とし、左右に寄り添い、見守るような形で二体の大柄なネッシーがマップ上に配置されている。家族にしか見えない三体のネッシーは、月が舞台のマップということもあってか、全員が愛らしい宇宙服を着用。投稿者たちはネッシーを発見した際、「スペース・ネッシーの家族だ!」と喜びの反応を見せている。

そんなThatPunchKid氏の動画投稿に、開発者であるAaron Stump氏も反応。Stump氏は『Apex Legends』開発元のRespawn Entertainmentでレベルデザイナーを務める人物だ。Stump氏は上記の投稿を引用リツイートし、ネッシー家族に関する秘話を明かした。

Stump氏の投稿によると、同氏はブロークンムーンの開発時期に、フィアンセとの間に第一子を授かったそうだ。そして、大人二体・赤ちゃん一体のネッシーをマップ内に盛り込んだとのこと。つまり、家族ネッシーは同氏を含む家族三人をモデルとした記念のオブジェクトだったというわけだ。家族愛に包まれた同氏のツイートには「素晴らしいイースターエッグだ」といった称賛の声や、「とてもキュートで、粋な計らいだね」といった声が寄せられている。

『Apex Legends』においては、過去にも愛する家族に関するイースターエッグがマップ内に盛り込まれていた。たとえばゲーム内マップの一つである「ストームポイント」には、環境アーティストのEugine Kim氏の、亡き祖母の名前が刻まれているという。また、ホライゾンの英語版声優のElle Newlands氏の亡くなった愛猫を悼んで、スタッフが「アニヤのアーマー」というホライゾンのスキンを追加したこともあった(関連記事1関連記事2)。『Apex Legends』では、本作に携わる多くのクリエイターたちの想い出や記念オブジェクトが各所に散りばめられてきたわけだ。

Aaron Stump氏は今回の引用リツイートを「There are more ;)(まだまだあるよ)」という文章で締めくくっている。新マップには同氏が盛り込んだネッシーとは別に、アートチームが担当したイースターエッグが“まだまだある”ようだ。なお今回発見されたネッシー家族は、ブロークンムーンの北東に位置するランドマーク「バックアップアトモ」からさらに北東に進んだマップの端に配置されていた。それを踏まえると、イースターエッグを探す際には、普通に遊んでいるだけでは訪れにくい場所まで探す必要がありそうだ。戦闘と探索の合間には、仲間たちとの息抜きがてらイースターエッグ探しに繰り出してみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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