『原神』を“13K解像度”でプレイする動画が注目を浴びる。RTX 4090がくっきり精細なテイワットを描く

『原神』を13K(1万3760×5760)の超高解像度設定でプレイする動画が投稿され、注目を集めている。海外メディアPC GamesNなどが伝えている。

原神』を13K(1万3760×5760)の超高解像度設定でプレイする動画が投稿され、注目を集めている。海外メディアPC GamesNなどが伝えている。

Image Credit: Golden Reviewer on YouTube


『原神』は、中国のゲーム開発会社miHoYoが開発し、HoYoverseブランドのもとに展開されるオープンワールドアクションRPGだ。プレイヤーは世界を訪れた旅人となってテイワット大陸を冒険。7国を巡る物語が、広大な3Dフィールドや個性的なキャラクターたちと共に描かれている。町やフィールドが点在する美しいテイワットの情景も、本作の魅力のひとつだろう。

このたび、そんな本作を13K解像度設定でプレイする動画が投稿された。投稿者は、ガジェット系YouTubeチャンネルであるGolden Reviewerだ。

動画ではまず、グラフィックス設定にて1万3760×5760の解像度設定を適用し、そのほかの項目もほぼすべて最高設定にてプレイに臨んでいる。なお解像度は通常、モニターが対応する範囲で設定可能となる。そのほかのグラフィック設定としては 、レンダリング精度も最大となる1.5に設定。これにより、高解像度でもキャラやオブジェクトのテクスチャがぼやけないように描画されることになる。

映像では高解像度にて、ゲーム内の各地を巡る様子が確認できる。緻密なピクセルでの描画により、画面の一部を拡大表示してもキャラやオブジェクトの詳細をくっきり滑らかに楽しめるようだ。画面を5倍に拡大したとされる動画内のシーンでは、拡大による輪郭のぼやけがほぼ見られないほど。YouTubeは8K(7680×4320)解像度までしか対応していないものの、13K映像の片鱗を感じられる。動画には戦闘シーンは含まれないものの、走ったり滑空したりといったアクションも収録。いずれのシーンでもフレームレートは25~30 fpsをキープしている。超大画面で一定のフレームレートを保ちつつ、テイワット巡りを楽しめそうである。

【UPDATE 2022/11/1 17:48】
YouTubeの最大対応解像度を訂正

動画でのゲームプレイは、RTX 4090のグラフィックボードを搭載したPCで動作しているとのこと。RTX 4090は、NVIDIAの新型GPUシリーズの中でも最高性能を誇るGPUだ。そのパワーをうかがい知ることができる。一方でCPUはIntel Core i7-10700KFを搭載しているとのこと。動画でのCPU使用率は10%前後を推移。10700KFには後継や上位モデルも存在するものの、おおきな余裕をもって動作することが確認できる。

Golden Reviewerでは、そのほかにもさまざまな高解像度ゲームプレイの動画が投稿されている。たとえば同じ『原神』の動画としては、7K解像度(6880×2880)でのプレイ動画も存在。十分すぎる高解像度ながら高いフレームレートで安定しており、100 fps前後を推移している。ほかにダンジョンでの戦闘シーンも収録。ダンジョンでは遠景の描画が必要とならない分さらにフレームレートは高まり、派手なエフェクトがなければ戦闘中も150 fps前後でキープしている。

そのほか『オーバーウォッチ2』についても7K解像度かつレンダー・スケール2倍のゲームプレイ動画が投稿されている。こちらは激しい戦闘時でも150~200 fpsをキープしており、7Kかつレンダー・スケール2倍表示でもフレームレートで不利になる心配はなさそうだ。一方、7Kに対応するような巨大なモニターを、端から端まで見渡しながら戦いつづけられるかどうかは別の話となるだろう。

Golden Reviewerでの投稿動画を見るに、RTX 4090搭載PCではさまざまなゲームを超高解像度で快適にプレイできることがわかる。新型GPUシリーズの最高モデルだけあって、非常にパワフルな性能を備えているわけだ。価格は29万8000円からとお高いものの、日常のゲームプレイを4K以上のモニターでも楽しめそうである。ただ、高解像度のモニターも相応に値が張りそうだ。余裕のある人は次世代の高解像度ゲームプレイを試してみるのもいいだろう。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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