神話RTS『Age of Mythology: Retold』発表。神々がド派手に争う人気RTSを現代向けリメイク


Xbox Game Studiosは10月26日、『Age of Mythology: Retold』を発表した。現時点で判明している対応プラットフォームはPC(Microsoft Store)。PC Game Pass加入者向けにも提供される予定だ。

『Age of Mythology: Retold』は、2002年11月リリースの『Age of Mythology』(以下、AoM)の刷新版となるようだ。公式Twitterアカウントによれば、グラフィックの美麗化やゲームプレイの更新などが加わったDefinitive Edition(決定版)として制作されているようだ。

オリジナルとなる『AoM』は、2009年に閉鎖となったEnsemble Studiosが手がけたリアルタイムストラテジーゲーム。歴史RTS『Age of Empires』(以下、AoE)シリーズの外伝的作品で、神話をベースにしている点が特徴だ。プレイヤーはギリシア・北欧・エジプトなどの文明ごとに用意された主神を1つ選択。ほかの文明の打破を目指す。

文明によって選択できる主神は異なる。たとえばギリシアであればゼウス・ハデス・ポセイドン、北欧ではオーディン・トール・ロキなどの主神が存在する。さらにそれぞれの主神ごとに仕える従神も存在し、主神の選択によって異なる戦略をとる必要が出てくる。神々にはそれぞれゴッドパワーと呼ばれる能力が備わっており、プレイヤーにさまざまな恩恵をもたらしてくれる。ゴッドパワーにより、イナゴの大群を呼び寄せる、敵を豚に変える、といった現実離れした戦法がとれる点は本作の持ち味だろう。

『Age of Mythology: Extended Edition』


本作はHD解像度などに対応するバージョンとして、『Age of Mythology: Extended Edition』が2014年にリリースされている。同バージョンは、Steamユーザーレビューにて約2万3000件のうち92%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。本作では神々のド派手な力によって、『AoE』と比較するとスムーズに戦闘が進む。そうしたカジュアルに遊びやすいゲームプレイなどがユーザーから評価されているようだ。

そんな『AoM』が現代向けに『Age of Mythology: Retold』としてリメイクされることになるわけだ。発表によると、現在『AoE』シリーズを統括しているWorld’s Edgeは『AoM』のファンコミュニティがDefinitive Editionを待ち望んでいたことを認識していたという。根強いファンの人気も、『Age of Mythology: Retold』開発決定の背景としてあるのだろう。

『Age of Mythology: Retold』はPC向けに開発中。PC Game Pass加入者向けにも提供予定だ。