人間観察ゲーム『ザ・シムズ4』基本プレイ無料化&プレイヤー数急増。根強い人気が底上げ

Electronic Arts(EA)は10月18日、『The Sims 4(ザ・シムズ4)』本編を基本プレイ無料化した。PC/コンソールのいずれのプラットフォームでも、ゲーム本編が無料で遊べるようになっている。

Electronic Arts(EA)は10月18日、『The Sims 4(ザ・シムズ4)』本編を基本プレイ無料化した。PS4/PS5/ Xbox One /Xbox Series X|S /PC(EA app/ Steam)/Mac(Origin)のいずれのプラットフォームでも、ゲーム本編が無料で遊べるようになっている。ちなみに、これまでスタンダード・エディションは2000円で販売されていた。

https://youtu.be/z00mK3Pxc8w

『The Sims 4』は2014年9月に発売されたシミュレーションゲーム。プレイヤーは自身の創造力を発揮し、シムと呼ばれる住民たちの人生を自由にコントロールする。外見からファッション、性格から願望までカスタマイズ可能。セレブな生活を送らせたり、隔離された極狭アパートに追いやったりと、シムたちの人生を見守ったり振り回したりして楽しむのだ。同居させたシムたちが関係性を深めていったり、キャリアを進めていったりする中で、予測不可能な人間ドラマが次々と生み出されていく。また人々だけでなく、建築モードにより建物を部屋単位で編集し、内装・外装を編集して楽しむこともできる。

本日より、そんな本作のゲーム本編を無料で楽しめるようになった。Steamではさっそく数多くのプレイヤーが本作を楽しんでいる様子。基本プレイ無料化後、ピーク時には4万人を超えるプレイヤー数を記録(SteamDB)。本稿執筆時点でも3万5000人を超えており、活況を呈している。一方で無料化以前にも、連日約7000~2万人のプレイヤー数を維持していた。本作の根強い人気が伺える。

「Parenthood」
「Cats & Dogs」


なお、開発チームは今後も本作向けのパックやキットなどの開発・リリースを続けていくそうだ。本作では数多くの拡張パックがリリースされており、ゲーム本編は無料で提供し、そうした追加パックでマネタイズをする狙いもありそうだ。

『The Sims 4』といえば、これまでさまざまなプラットフォームに向けて期間限定無料配布されることもあった。一方で、基本プレイ無料化というのはシリーズとして思い切った決断ではある。配信などとの相性もいいため、今後本作はさらに多くのプレイヤーに遊ばれるかもしれない。

なお本作の基本プレイ無料化とあわせて、開発初期段階とされる『The Sims(ザ・シムズ)』シリーズ次回作もお披露目(関連記事)。『The Sims 4』におけるクリエイティブな要素をさらに強化するような要素が紹介されていた。このたびの本作の無料化は、新規プレイヤーにとってもシリーズの魅力を気軽に確認できる機会となるだろう。次回作を待つ間、『The Sims 4』に触れてみるといいかもしれない。

『The Sims 4』はPS4/PS5/ Xbox One /Xbox Series X|S /PC(EA app/ Steam)/Mac(Origin)向けに、基本プレイ無料にて配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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