『ザ・シムズ』新作開発中。建築モード&共有機能強化、他プレイヤーとの協力プレイも可能に
Electronic Artsは10月19日、「Project Rene」を発表した。『The Sims(ザ・シムズ)』シリーズの次回作となり、開発はきわめて初期の段階にあるようだ。情報番組「The Sims Summit」にて早期のお披露目となった。
『The Sims』シリーズは、EA傘下Maxisが手がけるシミュレーションゲーム。プレイヤーは自身の創造力を発揮し、シムと呼ばれる住民たちの人生を自由にコントロールする。
シリーズ最新作となる『The Sims 4』は2014年9月に発売。外見からファッション、性格から願望までカスタマイズ可能。セレブな生活を送らせたり、隔離された極狭アパートに追いやったりと、シムたちの人生を見守ったり振り回したりして楽しむのだ。そうして創造したシムたちが関係性を深めていったり、キャリアを進めていったりする中で、予測不可能な人間ドラマが次々と生み出されていく。また人々だけでなく、建築モードにより建物を部屋単位で編集し、内装・外装を編集して楽しむこともできる。
このたびシリーズの次回作「Project Rene」が開発中であることが明かされた。発表では、開発初期段階のゲーム内映像やコンテンツもお披露目。新作はクロスプラットフォームプレイに対応。 ソロプレイのほか、他プレイヤーとの協力プレイも可能になるそうだ。また建築モードでは、ゲーム内のオブジェクトの色や模様だけでなく形状の選択なども可能とのこと。作成したコンテンツの、他プレイヤーやコミュニティとの共有も容易になるという。
本作においては、作成したコンテンツのプレイヤーコミュニティ間での共有も盛んだ。開発元もそうしたユーザーの楽しみ方を認識。建築モードなどのクリエイティブな要素は本作のDNAであるとされており、新作ではさらに強化されるようだ。そのほか映像では新機能として、PCとモバイル端末でシームレスに同期しながらのゲームプレイが可能な様子も披露されている。
「Project Rene」については、今後も開発に関する続報が共有され続けるそうだ。なお、早期に開発中のプロジェクトを明かすのは、開発チームにとって初の試みとのこと。次回作では、ユーザーと情報を共有しながら開発を進めていく狙いがあるようだ。開発が進めば、小規模な対象者に向けた早期アクセス配信の実施も予定されているという。今後も「Project Rene」の続報を楽しみにしておこう。
「Project Rene」は現在、開発初期段階だ。