『Nintendo Switch Sports』不具合のお詫びで対象者のNintendo Switch Online加入期間が延長へ。レア対応
任天堂は10月17日、『Nintendo Switch Sports』アップデートに伴う不具合について告知。今後、修正用の更新データを2回にわたり配信していくと発表した。そして、Nintendo Switch Online加入者向けには、やや珍しい補償も実施されるようだ。
『Nintendo Switch Sports』は、2006年に発売されたWii向けスポーツゲーム『Wii Sports』に連なる作品だ。Nintendo SwitchのJoy-Conのセンサー機能を利用して、プレイヤーが実際に体を動かして操作するのが特徴。バレーボールやサッカーなど多彩なスポーツ種目が収録されており、ローカルでの家族や友達とのプレイのほか、オンライン対戦もサポートされている。
今回の任天堂による告知によれば、10月13日に配信された『Nintendo Switch Sports』向け更新データ(Ver.1.2.1)について、不具合があったとのこと。不具合の原因としては、特定の条件を満たした状態で2人プレイを始めた際に、セーブデータの書き込みにまつわるエラーが発生。以降、プレイ人数にかかわらずソフトが終了してしまうという。同エラーをめぐっては、メンテナンスが実施されたりセーブデータお預かりを停止したりと、任天堂は対応してきたわけだ。
さらに気になるのは、「Nintendo Switch Onlineの加入期間延長とゲーム内のポイントについて(お詫び)」と題された項目だ。こちらでは、Nintendo Switch Onlineに加入中で、かつ『Nintendo Switch Sports』をプレイしたユーザーに対して、同サービスの加入期間を1週間延長すると伝えている。また、10月18日から11月3日までの間には、オンラインモードである「世界の人と遊ぶ」をプレイするともらえるポイントの倍率を、2倍に設定するそうだ。
アップデートに伴う予期せぬ不具合の発生・修正は、時折見かける出来事だ。しかし、プラットフォームのサービスであるNintendo Switch Onlineの加入期間を延長するのは、かなり珍しい補償対応となる。任天堂自らが手がける『Nintendo Switch Sports』ゆえの、独自のお詫びといえるかもしれない。
『Nintendo Switch Sports』更新データ(Ver.1.2.2)は10月18日配信。更新データ(Ver.1.2.3)は10月20日に配信予定だ。Nintendo Switch Onlineの期間延長の詳細については、後日あらためて案内するとのこと。