リブート『セインツロウ』初の大型アプデは11月下旬配信へ。長期的なサポートを視野に、まずはゲーム体験改善を目指す

デベロッパーのVolitionは10月11日、『セインツロウ』に向けての今後のアップデート方針を発表した。不具合修正などが主眼となる初の大型アップデートは、11月下旬となる見込み。

デベロッパーのVolitionは10月11日、『セインツロウ』に向けての今後のアップデート方針を発表した。初の大型アップデートは11月下旬となる見込みで、不具合修正やゲーム体験の改善に主眼が置かれているとのことだ。

『セインツロウ』は、『セインツロウ』シリーズのリブートとなる最新作だ。アメリカ南西部に位置する架空の街サント・イレソを舞台に、主人公が犯罪組織・セインツのボスとして成り上がっていく。キャラクタークリエイトや乗り物などの豊富なカスタマイズ要素や、ブラックユーモアとシリアス入り混じる物語などが特徴的なタイトルだ。

今回、開発元より発表されたアップデート方針によれば、本作に向けての初の大型アップデートは11月下旬となる予定。現在本作では、ユーザーからのフィードバックや問題報告に基づき、ゲーム体験の改善に向けた取り組みがおこなわれているという。11月のアップデートは、そうした修正内容をできるかぎり反映するものとなるようだ。

本アップデートでは、200以上のバグが修正予定のほか、安定性も向上する見込み。また協力プレイの安定性改善には、特に重点が置かれているとのこと。協力プレイにおいて発生している不具合については認識されており、修正に向けての取り組みが進んでいるようだ。協力プレイが可能となるゲーム内の進行状況や方法について、ゲーム内での説明が不十分である点についても改善に向けて取り組まれているとのことだ。


また本アップデートでは、ユーザーの声を反映したQoL(遊びやすさ)の改善も実施予定。いくつかのアクティビティやチャレンジが、より遊びごたえのあるものに調整されているそうだ。また乗り物管理や、振動機能も改善が試みられているとのこと。開発元は今回のQoL改善に向けた調整点は氷山の一角にすぎないとしており、今後も取り組みは続いていくそうだ。

以上のように、現状本作のアップデート方針としては、新たなコンテンツではなくゲームプレイの改善に主眼が置かれている。一方で、2022年内にいくつかの追加要素も予定されているという。その皮切りに、無料の装飾アイテムパック「Front to Back」パックが現在配信中。年内にさらなる無料の装飾アイテムパックが配信される見込みで、エキスパンションパス所有者向けにはさらにいくつかの装飾アイテムパックも配信予定とされている。エキスパンションパスは現在『セインツロウ』のGold、Platinum、ノートリアスエディションに付属しているが、今月後半には個別購入も可能となるそうだ。


なお『セインツロウ』に向けては、長期的なサポートが計画されているという。2023年以降は新たなストーリーコンテンツが配信予定。エキスパンションパス所有者には追加料金なしで提供されるほか、個別購入も可能だそうだ。また都市の新エリアなど、無料の新規コンテンツなども配信予定とのことである。

海外レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアでは、賛否の分かれる評価となっている本作。主な問題点としては、バグの多さやミッションの単調さなどが挙げられている。そうした指摘を受けてか、本作のアップデート方針はまずはゲーム体験の改善を軸に据える形となったようだ。土台となるゲームプレイを改善した上で、新規コンテンツの追加がおこなわれていくのだろう。

セインツロウ』はPC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。多数の問題点の修正を含む本作初の大型アップデートは、11月下旬に配信予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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