終了間際ソシャゲ『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』が、コンソール移植へ。新コンテンツも追加でファンの手に残る

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株式会社エンターグラムは10月9日、PC/モバイル向けゲーム『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』のコンソール版を発売すると発表した。本作は今月末にてサービス終了予定が告知されており、同ジャンルの作品としてやや珍しい展開となる。具体的な対応プラットフォームは今後発表予定だ。

ソーシャルゲーム『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』はiOS/AndroidおよびPCブラウザ対応のタワーディフェンスゲーム。小説やアニメなど多方面で展開される「勇者である」シリーズのコンテンツをゲーム化したものだ。プレイヤー間のランキング要素などを盛り込み、いわゆるソーシャルゲームとも分類されるタイトル。2017年6月に配信開始され、5年以上にわたって運営されてきた根強い人気の作品となる。

しかし、本作は今年8月に、10月28日でのサービス終了予定を告知。その終幕が差し迫るなか、今回コンソール版発売が告知される運びとなった。また、コンソール版では新しくストーリーシナリオも追加予定だという。本作オリジナル版はフルボイス収録されており、コンソール版でもフルボイス対応、新規ストーリーもボイスが収録されるとのこと。また、イラストギャラリーも実装されるそうだ。

なお、今回の移植については、本作アドベンチャーパートのみとなるという。コンソール版の発売は先日YouTubeで配信された「『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』グランドフィナーレ」で発表された。同配信において開発ディレクター二ッ森氏は「サービス終了を発表したときに、多くのオフライン化の要望や、シナリオが見られなくなってしまうのが悲しいという声をいただいた。しかしフルボイスであるがゆえに(容量が大きく、完全な)オフライン化は難しかった」との旨を明かしていた。また、エンターグラムの岡村氏もTwitter上にて、シナリオ・CG・ボイスなどの容量を鑑みて判断しつつ、新規ストーリー追加を重視したとコメント。そのために、アドベンチャーパートのみの移植となったと伝えている。

ソーシャルゲームなど運営型ゲームの宿命といえば、サービス終了に伴うアクセスの困難化だ。プレイ不可能になるのはもちろん、アプリ内のイラストやボイスといった要素にもアクセスできなくなる場合がほとんど。そうなってしまっては、ファンにとって大きな損失だ。しかしサービス終了は残念な一方で、今回のような移植によって、引き続きコンテンツに触れることができるというのはファンの救いとなるだろう。移植版についての詳細は後日発表されるという。続報に期待したい。

コンソール版『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』は家庭用ゲーム機で発売予定。なお、スマホ/PC版のサービス終了については以前から告知されており、10月28日16時までとなっている。


※ The English version of this article is available here

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