『原神』アップデートVer.3.1で「スマホ版容量とりすぎ」問題にさらにメス入れ。過去ファイル削除で容量削減可能に


HoYoverseは9月28日、『原神』にてアップデートVer.3.1「赤砂の王と三人の巡礼者」を配信開始した。「赤砂の王と三人の巡礼者」では、魔神任務の続きや新プレイアブルキャラクター、スメール地方の新エリアなどが開放。また多数の細かな修正も実施されており、スマホ版では過去任務のボイス削除によって、容量の削減が可能となっている。


『原神』は、中国のゲーム開発会社miHoYoが開発し、HoYoverseブランドが展開するオープンワールドアクションRPGである。本作でプレイヤーは、世界を訪れた旅人となってテイワット大陸を冒険。7国を巡る物語が、広大な3Dフィールドや個性的なキャラクターたちと共に描かれている。本日9月28日に配信されたアップデートVer.3.1「赤砂の王と三人の巡礼者」では、知恵の国スメールのうち南西の砂漠エリアが開放された。あわせてメインストーリーにあたる魔神任務の第三章・第三幕および第四幕や、セノ/ニィロウ/キャンディスといった新プレイアブルキャラクターも実装されており、新たな旅が待ち受けている。

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今回アップデート内容としては、スマートフォン向けに「過去の任務リソース管理」機能のテスト開放が実施されている。過去の任務リソース管理は、クリア済みの魔神任務や伝説任務に対応する音声リソースを削除できる新機能だ。対象は、Asia/Europe/AmericaおよびTW/HK/MOサーバーのモバイル版。オプション内のリソースから過去の任務リソースをアンインストールすると、約3GBほどの容量が削減できる。なお削除したボイスは、オプション内のリソースから再ダウンロードも可能となっている。

『原神』では、広大なフィールドや多数のキャラクターが3Dで表現されているほか、キャラクターのボイスやムービーなども多数用意されている。そのためかファイルサイズは大きく、Ver.3.1アップデート後のPC版では56GBほど。スマートフォンでは環境によって異なるものの、約20GB前後の容量が必要となっている。PC版におけるファイルサイズは、2022年現在の1本のゲームとして相応のものであるが、ストレージの限られたスマートフォンにおいて20GBは大きい。以前のアップデートでは、終了したイベントムービーの削除や、新規ムービーのビットレート調整によって容量が削減されていた。今回のアップデートでは、もう使わないであろうボイスを削除することで、容量を節約できるようになったわけだ。

またほかのアップデート内容としては、開花反応で生成された草原核により、一部キャラクターのスキル効果発動に異常が生じる不具合が修正された。バーバラを採用したフルーツパーティーなどで利用されていた、いわゆる「無限開花」に対する修正だと思われる。そのほか、敵撃退時や会心時の効果音の改善、一部任務の日本語音声の改善、一部キャラクターが砂漠環境にいる際関連したボイスが再生されるようになるなど、多数の調整が実施されている。アップデートの全容については、公式のお知らせを確認してほしい。

原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中。アップデートVer.3.1「赤砂の王と三人の巡礼者」も各プラットフォーム向けに配信中だ。