Appleは9月19日、日本を含む複数地域にて、同社App Storeにおけるアプリおよびアプリ内課金の価格を値上げすると発表した。値上げ変更は、2022年10月5日をもって実施予定となる。
App Storeは、iOS端末向けアプリやゲームなどを扱うプラットフォームだ。今回の発表によれば、10月5日より同ストアは価格リストを改定。日本のほかチリ、エジプト、マレーシア、パキスタン、ポーランド、韓国、スウェーデン、ベトナム、およびユーロを通貨とする全地域が対象に、アプリおよびアプリ内課金額を値上げするとしている。また、ベトナム向けには納税関係の新たな規則も反映されるとのこと。
日本国内向けの具体的な値上げ額としては、まず有料アプリの最低価格であった120円が160円へと値上げ。その次の価格帯となる250円は320円へと変更される。それより上の価格帯についても、元値に応じつつ一定の上げ幅にて価格が上昇されている様子だ。最高の価格帯については、11万9800円だったところ、新たな価格では15万8800円と設定されるようだ(旧価格PDF/新価格PDF)。旧価格と新価格の差額は以下画像のとおり。
【UPDATE 2022/9/20 15:15】
新旧の価格比較表を追加
なお、App Storeにおけるアプリなどの価格は、上述の価格帯(Tier)として、あらかじめApple側により段階付けて設定されている。開発・販売元は、そうしたリストから商品の価格をチョイスするわけだ。また、過去にも幾度かそうした価格リストの変更は実施されている。今回は最安値を含む広範な変更となるため、普段プレイしているモバイルゲームの課金要素などにも、影響が及ぶ可能性は考えられるだろう。
App Store価格リスト変更は、今年10月5日より実施予定。さらなる詳細は公式発表を確認してほしい。