超自由度オリジナルメカ作り『Plasma』発表。高評価ゲーム開発者がタッグで手がける

デベロッパーのDry Licoriceは9月15日、『Plasma』を発表。2023年初頭に早期アクセス配信を開始すると告知した。本作はエンジニアリングサンドボックスゲームとされている。さまざまな部品を組み合わせ、動作を細かく設定してオリジナルメカを作り上げることができるようだ。

デベロッパーのDry Licoriceは9月15日、サンドボックスゲーム『Plasma』を発表。2023年初頭に早期アクセス配信を開始すると告知した。Dry Licoriceは、個人デベロッパーのDry Cactus氏およびLicorice氏がタッグを組んで設立されたスタジオだ。

『Plasma』はエンジニアリングサンドボックスゲームとされている。プレイヤーはゲーム内でさまざまな部品を組み合わせて、ロボットやマシンを作り出すことができるそうだ。さらにプログラミングシステムによってそれらの動作を細かく設定することも可能。エンジニア要素に特化したサンドボックスゲームとなりそうだ。

プレイヤーは多種多様な部品を利用できるそうで、それらを組み合わせることで多彩なメカを創造可能。トレイラーではフレンドリーに手を振るだけのロボのほか、球体状に変形するロボや、ラジコンカー、輸送ドローンなど、個性あふれるメカが所せましと登場。ピンボールマシンを作ったり、メカを組み合わせていわゆる“ピタゴラスイッチ”風の装置を作ったりといった遊び方もできるようだ。


メカの動きを司るプログラムもプレイヤーが設定することになるという。プログラミングには、ノード同士を線でつなげる直感的なビジュアルプログラミングシステムが採用されている様子。設定項目は多岐にわたり、使いこなせば自由自在にロボを動かすことができそうだ。

また本作では自身の創造したメカや世界全体をSteam ワークショップで共有することもできるとのこと。もちろんほかのプレイヤーのメカや世界を遊んでみることも可能だそうだ。ほかのプレイヤーの作り方から、新たな発見ができることもあるだろう。他人のマシンを再設計することも可能。ユーザーコミュニティで共有した技術やロボが、次々と革新を遂げていくような展開も見られるかもしれない。


本作を手がけるのはニュージーランドに拠点を置くDry Licorice。Patrick Corrieri氏とMarco Bancale氏によるスタジオだ。Corrieri氏はデベロッパーDry Cactusとして、過去に『Poly Bridge』シリーズをリリース。1・2ともに好評をうけており、『Poly Bridge 2』はSteamユーザーレビューにおいて4990件中95%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。Bancale氏はデベロッパーLicoriceとして、別の開発者と共に高評価横スクシミュレーション『Kingdom: Classic』を手がけた人物。高評価タイトルを手がけた2人がタッグを組んで、本作『Plasma』は開発されているわけだ。

Corrieri氏とBancale氏は、ある時お互いの思い描くゲームが同じアイデアであることに気付いたのだという。そして両氏は過去 5 年間、共通のビジョンを実現するために協力して開発を続けてきたそうだ。両氏のゲーム開発における経験と知識は、本作『Plasma』にも活かされているとのことだ。世界をオリジナルメカで埋めつくす新たなサンドボックスゲームの登場を楽しみに待ちたい。

『Plasma』はPC(Steam)向けに、2023年初頭に早期アクセス配信開始予定。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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