『スプラトゥーン3』発売3日で国内売上345万本突破。Switchゲームの国内売上最速を塗り替えるイカの進撃

 

任天堂は9月12日、『スプラトゥーン3』の国内売上が発売3日で345万本を突破したと発表した。Nintendo Switch向けソフトの発売後3日間の国内販売本数として、過去最高の販売本数になるという。


『スプラトゥーン3』は、『スプラトゥーン』シリーズ最新作。舞台となるのは混沌の地方都市バンカラ街。バンカラ地方にたたずむこの街は、再開発によって急速に発展。この地方都市を舞台にナワバリバトルが繰り広げられる。ルールとしては4vs4の2チームに分かれて、地面を塗った面積で勝敗を決める。過去作のルールはそのままに、イカロール、イカノボリ、イカスポーンといったアクションが追加され、立体的な戦いが展開される。

『スプラトゥーン3』は9月9日にNintendo Switch向けに発売。そこから3日間で345万本もの数字を積み上げたという。『スプラトゥーン』といえば、初代は1か月で「全世界売上」100万本を突破したという歴史をもつ。『スプラトゥーン2』についても販売は好調で、2020年5月には累計売上が1000万本を突破していたことも明らかになっていた。『スプラトゥーン3』はそうした前2作を上回る売上になったようだ。


面白いのは全世界ではなく「国内販売本数」として単体で報告された点。『スプラトゥーン』シリーズはシューターゲームでありながら国内で特に根強い人気をもつ。今後全世界売上についても報告されると思うが、国内単独で報告している点には任天堂自身が手応えを感じている様子も見て取れる。

『スプラトゥーン3』は、ゲーム内容としてもより遊びやすくなっている。ロビー導入により練習がしやすくなり、負けた際にも称号がもらえ貢献度が認められるなど、ガチプレイヤーへのコンテンツ供給に加えてカジュアルプレイヤーも楽しみやすくなるさまざまな配慮が仕込まれている。新規プレイヤーでも、過去作より入っていきやすい決定版となっているだろう。

『スプラトゥーン3』はNintendo Switch向けに発売中だ。



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