ディズニー「トロン」世界のノベルゲーム『Tron: Identity』発表。多彩に分岐する物語、高評価ADV開発元が手がける
Bithell Gamesは9月10日、『Tron: Identity』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年発売予定。Steamストアページ表記によれば、ゲーム内は日本語表示にも対応予定。
『Tron: Identity』は、映画「トロン」シリーズの世界観をもとにしたビジュアルノベルゲームになるという。主人公はとある謎の解明を目的とする探偵プログラムQueryだ。Queryが容疑者への質問を通して真実に迫っていくゲームになるとのこと。また、Queryが探索するグリッド状の「トロン」の世界には、調査できる場所や発見が数多く用意されているという。
ゲームには多彩なキャラクターが登場。彼らと対話する中で、力を合わせるか拒絶するか、あるいは彼らをDerezz(消去)するかを決定しなければならない。謎の解明を目指す際には、彼らの失われた記憶を回復する必要もあるという。記憶の回復はIdentity Discの最適化によっておこなわれるとのことで、スクリーンショットでもパズルのような要素が確認できる。
プレイヤーの決定はさまざまな形で物語に大きな影響を与えるという。そして、本作には数多くの結末が用意されているとのこと。会話での選択肢やパズル要素などを通して、結末が変化していくのだろう。
本作を手がけるのはBithell Games。高評価アドベンチャーゲーム『Thomas Was Alone』の生みの親であるMike Bithell氏率いるスタジオだ。過去にはロボット刑事が主役のテキストベースADV『Subsurface Circular』などをリリース。同作はSteamユーザーレビューにて1260件中95%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。高評価テキストADVにおける同スタジオの手腕は、本作にも活かされることだろう。ゲームプレイに関して明かされている情報は少ないものの、続報を楽しみにしたい。
『Tron: Identity』はPC(Steam)向けに、2023年発売予定だ。