トゥーンでポップな電波系STG『ラジルギ2(仮)』が発売決定。第1作目から約17年越しに「2」のナンバリングで登場


株式会社三月うさぎの森は9月9日、縦スクロールシューティング『ラジルギ2(仮)』を同社のゲーム部門BEEPより発売することを発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS4/PS5。2023年夏のリリースを予定している。本シリーズとしては2019年にリリースされた『ラジルギスワッグ』から久しぶりの新作となる。開発は、これまでの『ラジルギ』シリーズを手掛けた増渕佳人氏率いるRS34が担当するようだ。


『ラジルギ2(仮)』は、『ラジルギ』シリーズの最新作。プレイヤーは少女・守草シズルが乗り込む自機・村雨を操り、敵機を撃破していく。『ラジルギ』でオペレーター、前作『ラジルギスワッグ』では主人公となった相田タダヨも存在するようだ。お馴染みのコンビが復活する形だ。また『ラジルギ』で好評だったサウンドは健在とのことで、これまで同様のテクノ、ハウスといった打ち込み系の楽曲が楽しめそうだ。開発中のスクリーンショットでは、これまでのシリーズにおけるメールと思われる表示が画面右部に存在。そのほかの部分においては『ラジルギスワッグ』に近い画面構成であるものの、画面上部の“5G”という電波表示が最新作だと感じさせてくれる。


『ラジルギ2(仮)』で気になるのは、「2」というナンバリングだろう。初代『ラジルギ』はアーケードゲームとして2005年にリリース。以降、ドリームキャストなどに向けた各種移植作のほか、『ラジルギノア』『ラジルギスワッグ』といった続編およびスピンオフ作品がリリースされている。一方で、本作には仮題ながらも「2」と付与されている。ナンバリングされた最新作が満を持してリリースされる形だ。まだ詳しいことは明らかになっていないが、『ラジルギ』の“進化系”として、「―――電波系シューティング、再提案。」と銘打たれた本作がどういったシステムになるのか続報を待ちたい。

なお、本シリーズの基本システムとしては、ショットと近接攻撃であるソード、いわゆるボムにあたるアブゾネットを駆使する仕組み。これだけでは比較的ノーマルなシューティングゲームに聞こえるが、そこに特色をくわえるのがアブゾネットを積極的に使うシステムだ。敵をどんどん倒してアブゾネットゲージを稼ぎ、高回転でアブゾネットを回していく。そして、細かい弾避けは不要。そんなアブゾネットのループを軸とした『ラジルギ』のシステムは、2005年当時主流だった弾幕シューティングと差別化され、独特の世界観もあって根強いファンを獲得している。


本作は9月15日から18日にかけて開催される東京ゲームショウ2022のKONAMIブースに出展され、試遊できる予定となっている。『ラジルギ2(仮)』がどのようなゲームプレイとなるか、実際に先行して触れるチャンスとなるだろう。試遊すると限定ミニミックス曲がダウンロードできるQRカードももらえるとのことだ。

また9月15日から、本作の主人公・守草シズルと他キャラクターの声優オーディションが開催される。詳細は同日に公開されるとのことで、興味のある方はそちらも確認してほしい。


『ラジルギ2(仮)』は、Nintendo Switch/PS4/PS5向けに、2023年夏に発売予定だ。


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