海洋冒険アドベンチャー『バッカニヤ』正式発表、PS4/Nintendo Switch向けに2023年春発売へ。3人の少女と猫船員の、世界の謎を巡る大航海
サクセスは9月9日、『バッカニヤ(BUCCANYAR)』を正式発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switchで、2023年春にリリース予定となっている。発表にあわせて、公式サイトも公開されている。
『バッカニヤ』は、3人の少女が大海原を航海する、海洋冒険アドベンチャーゲームだ。本作の舞台は、はるか昔に大いなる災いに見舞われ、大地が海に沈んだ世界である。災いの後、海の生物たちは異様な姿へと変化し、人間が海に入ろうとするのを強く拒んだ。しかし、ある日審判の光と呼ばれる聖なる光が放たれ、光が生命に覚醒と進化を促す。人間は進化した動物たちと手を取り合うことで、再び海へ進出したという。それから時を経た現在、人間たちは海底に大量に眠るブルー・クリスタルと呼ばれるエネルギー源を使い、豊かな生活を送っていた。
本作の主人公は、そんな青き海の世紀と呼ばれる時代に生きる、3人の少女だ。精霊炉から構造物まで船を弄れる船大工の卵、カンナ・ダイクン。曲と歌で天候を操る魔法使い、リーリア・スペル。射程外の的にも砲撃を命中させる元気が取り柄の砲撃士、アリシア・エイム。3人の少女は肉親の形見である、2層式精霊炉を積んだ小型艇ガレッタ号へ乗り込み、大海原へ出発。未知の海域を航海する中で、謎の神や魔物とも出会い、世界の謎を巡る壮大な冒険を繰り広げていく。
カンナ、リーリア、アリシアの3人は、ガレッタ号に乗って大海原を航海する。彼女たちの進む航海ルートは、ランダム要素の組み合わせによって“無限生成”されるとのこと。未知の航路を進んだり、採掘戦を護衛したり、港へ立ち寄り物資を換金したり、船のカスタマイズや猫の船員を雇ったりしながら、3人の旅は続いていく。ただし、大海洋には魔物や海賊たちが潜んでおり、未知の航路では戦闘に巻き込まれることもある。
本作の戦闘はリアルタイムストラテジーをベースとした海洋バトルだ。戦闘が始まると、船員たちは配置されている場所に応じて、砲撃や魚雷を使って自動的に行動してくれる。プレイヤーは、一斉射撃/集中攻撃といった命令や、船の操舵によって戦闘へ介入。船全体を見て兵装と人員を配置し、戦局に応じて命令を出すことで、勝利を目指していく。また本作では、プレイヤーが3人の主人公の中から1人を船長に選択。プレイヤーは船長の視点から、航海の指揮をとっていく。3人の少女たちはそれぞれ固有の能力をもっており、能力に応じて戦闘での優劣も変化するという。船長の選択と能力を活かした采配も重要になりそうだ。
そのほか本作では、立ち寄った港で船のカスタマイズや武器の購入などが可能となっている。船のパーツとしては、機銃/ハープーン/ドリルといった武装や、船首/船体/船尾といった船体パーツ、飛行機/潜水艇/小型艇/気球などの搭載兵器が存在。パーツの組み合わせによって自分だけの船を作れるそうだ。
また本作では3人の主人公以外に、進化した猫たちが船員として船に乗る。猫の船員たちは、港で雇用可能。三毛猫やスコティッシュフォールド、アメリカンショートヘアなど、10種類以上の進化した猫たちが登場し、種類に応じて見た目や性格が異なっている。要素としては、釣りや採取などのミニゲームも用意されている。
本作を開発するのは、スタジオ最前線とサクセスだ。ゲームデザインは、『シャイニング・ハーツ』『ブレードストレンジャーズ』などでディレクターを務めた近藤敏信氏。キャラクターデザインは、『海腹川背 BaZooKa!』『コットンロックンロール』でイラスト・キャラクターデザインを務めた湊 亜美加-ミネイツ氏が担当しているそうだ。
『バッカニヤ』は、2023年春にPlayStation 4/Nintendo Switch向けに発売予定だ。また9月15日より開催されるTokyo Game Show 2022には、本作を中心としたブースが出店予定。試遊台で本作を遊んだプレイヤーには、缶バッジなどがプレゼントされるそうだ。